桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

最終意見書提出

2008-04-30 | Weblog
昨日から暑くなって土方仕事は汗が流れるようになったね。塀の中にいたときから、俺は暑くなると走りたくなり、元気が出たんだょね。
 今日も快調にブロック積みの仕事をしていたらば、本日の最終意見書提出に合わせて記者会見をするとの電話!聞いてないよ!
 何しろ現場は土浦。東京に近い杉山に出て欲しいよなぁ、なんてボヤキつつ社長に連絡して特急の帰宅!少しの遅刻で間に合う合わせた。
普通、記者会見なんて言っても、俺の話なんて短いし、記者の質問なんてのもチョビット。冤罪なんてのは勝たなければ記者の興味は無いんだよね。でも、今日はテレビ二社も含めて20名ほど。布川事件は注目されてるね。
 マスコミって言えば、今日、発売前の 「冤罪ファイル 」をてにしたけど、これに載ってる冤罪で、地元の冤罪が特集された幾つかの県の地方紙は、その広告の掲載を拒否したらしいよ。警察と揉めたくないが理由と来ては笑うしかないよね。こんな新聞、存在意義があるのかねぇ。
最終意見書の中味は鋭く捜査の不正を説き明かし、検察の不当を追究してる。まあ検察は裁判官の理不尽な判断だけに縋った最終意見書を出してくるんだろうが、さて決定は?
その決定下すのは、あの名張事件で全国の新聞から批判された決定を書いた門野博裁判長。前科一犯?かな。前科者は反省しないと再犯確実なんだよね。門野さんは、さてはて?

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