台湾の司法の現状を聞いた。
先に台湾イノセンスプロジェクト総会に招かれて行き、日本よりも進んだ人権感覚と冤罪撲滅の意識を知ってはいたが、思っている以上の現実を知り、愕然、呆然たる思いになった。
1982年、初めて拳銃を使った銀行強盗があり、犯人が逮捕。検証のときに橋から飛び降りて自殺した。しかし、その直後に真犯人が逮捕された。
これから台湾司法の改革が始まったそうだ。
警察の取り調べ全録音、弁護士立ち会い、24時間で身柄は送致され、そのときには証拠閲覧権もあるという。再審請求になれば、その事件の記録、総てを閲覧することも出来るとか。
問題は、警察から検察に送致される記録の漏れだというから凄い。
何か問題が起こるたびに法律改正が行われたそうだが、「なぜ法律改正が出来るのですか?」と聞けば、「冤罪だから。それを正すのは当然という空気」なのだそうだ。
日本のように再審で無罪判決があっても「それでも有罪であることは変わらない」と嘯いたり、「再審で無罪判決になったのは証拠を出し過ぎた。以後は出さないようにすり」などと言う検察と違い過ぎるし、社会の意識も違うのかも知れない。
再審で無罪判決があるたびに可哀相に!と同情し、他人の不幸で蜜の味を舐めるだけの社会。
果たして日本の司法は台湾司法に追い付けるのだろうか。
冤罪を作る警察と検察が立法府を牛耳り、冤罪や人権問題に惰眠を重ねる政治家たちを思うと絶望的だが、やるしか無い。冤罪仲間たちが獄中で苦吟し、泣かされている。多くの冤罪被害者は絶望に沈黙している。証拠を捏造するな、証拠を隠すな、自分の裁判の証拠を見せろ!
当たり前が通じる日本司法にしたい!改めて思う台湾司法の勉強会だった。
先に台湾イノセンスプロジェクト総会に招かれて行き、日本よりも進んだ人権感覚と冤罪撲滅の意識を知ってはいたが、思っている以上の現実を知り、愕然、呆然たる思いになった。
1982年、初めて拳銃を使った銀行強盗があり、犯人が逮捕。検証のときに橋から飛び降りて自殺した。しかし、その直後に真犯人が逮捕された。
これから台湾司法の改革が始まったそうだ。
警察の取り調べ全録音、弁護士立ち会い、24時間で身柄は送致され、そのときには証拠閲覧権もあるという。再審請求になれば、その事件の記録、総てを閲覧することも出来るとか。
問題は、警察から検察に送致される記録の漏れだというから凄い。
何か問題が起こるたびに法律改正が行われたそうだが、「なぜ法律改正が出来るのですか?」と聞けば、「冤罪だから。それを正すのは当然という空気」なのだそうだ。
日本のように再審で無罪判決があっても「それでも有罪であることは変わらない」と嘯いたり、「再審で無罪判決になったのは証拠を出し過ぎた。以後は出さないようにすり」などと言う検察と違い過ぎるし、社会の意識も違うのかも知れない。
再審で無罪判決があるたびに可哀相に!と同情し、他人の不幸で蜜の味を舐めるだけの社会。
果たして日本の司法は台湾司法に追い付けるのだろうか。
冤罪を作る警察と検察が立法府を牛耳り、冤罪や人権問題に惰眠を重ねる政治家たちを思うと絶望的だが、やるしか無い。冤罪仲間たちが獄中で苦吟し、泣かされている。多くの冤罪被害者は絶望に沈黙している。証拠を捏造するな、証拠を隠すな、自分の裁判の証拠を見せろ!
当たり前が通じる日本司法にしたい!改めて思う台湾司法の勉強会だった。