桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

ビックリ

2021-09-14 | Weblog
昨日、記者会見の席で、ある人から「桜井さんは最高裁で闘えなかったのが残念と言ってますが、あれは本気なんですか」と聞かれた。えぇ⁉️だよね。
俺は心に無いことは話さない。
布川事件は警察の証拠改ざんと検察の証拠 隠しが作ったものだ。
そんなことが許されて良いはずはない。茨城県警と検察庁が最高裁に助けを求めるならば、必ず最高裁を説得して証拠改ざんは許されない、証拠隠しと許されないとする判断を出させるし、出させたいと思った。
その最高裁判例は冤罪仲間の闘いの力になるし、法律改正の力にもなるとも思った。
それを真面目な顔で本気かと聞かれたのには驚いたよ。