桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

台湾訪問記5

2018-08-28 | Weblog



26日は、午前中に台湾の冤罪被害者と一緒に壇上に上がり、羅大臣の司会で、それぞれの体験と思いを語った。
午後は、台湾イノセンスプロジェクトの羅弁護士、現職裁判官などから登壇で、冤罪被害者の補償制度などの問題を話した。
まだ、日本には及ばない台湾の補償制度だが、冤罪撲滅の制度も含めて、そう遠くない日に追い抜かれると思わされた。
その夜の晩餐会も、また盛り上がった。冤罪被害者の思いに国境は関係無いし、支援者の思いも同じ。
善意の心の集まりは楽しい!

台湾訪問記4

2018-08-28 | Weblog



25日の5時から俺が唄う時間と言われていたが、前の各国イノセンスプロジェクトの報告などが長引き、俺の出番は5時20分ころ。
短く2曲で終わるつもりが、凄く好評で、結局、事前に歌詞を送っておいた4曲、全部を唄うことになった。
伴奏は、大崎事件の報告をした鴨志田先生。先生は、自作の「アヤ子の歌」を披露したが、涙を浮かべて聴く人もいた。
台湾の皆さんは、俺の歌よりも歌詞に惹かれていたそうだが、林弁護士は「涙が出た、心が伝わった!」と言ってくれ、歌の力は国境を越えると感じた。
その夜の晩餐会は、凄く盛り上がった。
台湾式乾杯を重ねて、何時にホテルに帰って寝たのか、全く記憶が無かった。