桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

腕触れ合いし人

2018-08-09 | Weblog
羽田空港から鹿児島空港に来た今、俺の隣には40代の男性だった。
前に座る小学生の男の子が2人と母親が家族だったが、羽田空港で隣の席に座った瞬間から脇目も振らずに領収書のチェックを始めた。
4人席の中央、両端に男と男性。真ん中2席は空席かと思っていたらば、最後に来た4人の先頭の人が、俺の隣の人だった。
やおら山用みたいな背負いバックを通路に下ろして、何かを探している。後ろに待つ人がいることなど、全く眼中にない感じで探している。
取り出したのは週刊誌の3分の1くらいの大きさのファイル。セロハンが膨らむほどに領収書みたいな紙。
それを座席に投げた後も、まだ探してる。
「待っいる方を通してからで、どうですか」と言ったらば、我に返ったように人を通して、また紙みたいな物を持ち、やっと座った。
さぁて、お立ち会い、これからが本番だ🎉
見ないように見れば、やはり領収書の束だ。何千枚あるのか?と感じる量だ。
取り出したのはクリップで束ね、8月7、8日と几帳面な字で書かれた紙がある。
銚子丸、ファミマ、ローソン、三越、タイム24、成城石井、あるあるある😱
1枚1枚、何やらチェックして、極稀に捨てる他は、何かの基準に従って、またクリップで挟んで戻しているみたいだ。
俺は、そんな領収書チェックに付き合っていられない。眠くなって寝てしまったが、起きても、まだ領収書の山は続いていたよ。
とうとう鹿児島空港に着陸。乗務員に「机を畳んで」と言われるくらいに没頭し、俺が席を立って歩き始めても、まだ領収書と格闘してましたなぁ。いやはやビックリ💣
領収書も買って来たのかねぇ。

発言原稿

2018-08-09 | Weblog
これまでに衆議院と参議院での刑事訴訟法改正問題で発言したとき、それなりに発言原稿を準備したが、実際に発言したときは準備した内容通りには行かなかった。
俺は、何時も、その場で思うままに発言するタイプだ。事前に準備した通りなど、とても無理だし、苦手だ。
今回、台湾イノセントプロジェクト総会で講演となれば、俺の言葉は台湾語に訳されて会場に伝えられる。通訳のために発言原稿を送れと言われることは、その原稿通りに参加者に伝えられるということだ。
ならば、それなりに準備しなければならないと思い、書き始めたが、なかなか進まなかった。まあお盆休みにでもやるか!と思っていたらば、
そこに「8月6日までに原稿を送れ」と指示が来た。
お盆前に終わらせる必要がある垣根剪定作業はあるし、焦ったなぁ。
指定に3日遅れたが、何とか今日、台湾に送信した。
これからが俺らしいアバウトさなのだが、もし原稿と違ったことを話しても会場には原稿通りに通訳されるんだよね。
ならば気楽。原稿を前にしても、何時も通りに話したい言葉が出て来たらば話す!
楽しみだなぁ。

少し忙しかった

2018-08-09 | Weblog
連れ合いの実家の垣根剪定は、この暑さもあり、鹿児島行きの予定があることからお盆前にやり終えるためには、作業出来る日が限定されていたので大変だった。
何とかお盆前に終わって良かった。作業中は、何時も義父の声を聞いている感じになっていた。
生前、義父は、俺の作業を見ながら「もう少し剪った方がいいんだよなぁ」と、呟くように言うことがあった。俺は、声を聞いたときは、それなりに刈り込みを重ねたが、自分で綺麗に見えれば良いと思ってやっていた。
義父が亡くなって6年ほどになるが、夏垣根は思い切って刈り込み、空いて向こう側が見えるくらいが良いのだと感じるようになり、あのときに義父が「もう少し…」と呟いた気持ちが判るようになった。
「いいなあ、いいなあ」と言ってくれたこともある義父だったが、今年は、そんな声を沢山聞いた気分だった。
4日ほどの作業を終えてみると身体の細胞が蘇る感じで土方仕事を、またしたいと思った垣根剪定だった。

桜井昌司トーク&ライブ

2018-08-09 | Weblog
先日の日曜日、八千代市でライブをやった。 
救援会の集まりで、俺の歌をメインにしたのは、関西ではあるが、関東では、初めてだった!
伴奏の人が、譜面が汚いとか、コードがギター用だとか、色々と言って来たらしくて、どうなるかと案じたが、案じた通りに、集まりの始まる直前に来て、全く音合わせが出来ないままで開始になった。
話して唄って2時間。
結局、曲は「これしか弾けない」と5曲のみ。キーが高くて声が出ないのもあったが、参加された方からは大好評だったらしい。
約百名くらいの参加者があって、会場は満員に近かったのも嬉しかったなぁ。