桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

犯罪の証明

2018-08-05 | Weblog
日本の裁判官の多くは、裁判の在り方を間違っている。
裁判は、検察の提出した証拠が犯罪を証明するかどうかを見極めるもののはずだが、それは二の次となり、裁判を治安維持の手段と考える裁判官が多いのではないか。
だから、不充分な証明でも有罪判断をするし、先日の今市事件判決のように立証が潰れたらば、裁判官が助け船を出して訴因変更を促し、有罪判断をすしてしまうのだ。
勝又さんが犯人である証拠は、オービス記録。勝又さんが死体発見現場方向へ行ったという宇都宮市内の記録だというから恐れ入る。
だって40キロもあるというんだよ。しかも、記録そのものはなくて、警察官が記録を見たという報告書だけ。信じられるからなぁ、悪党警察。
更に、決め手は母親に書いた手軽らしい。
バカでしょ!
警察官に屈服させられた精神は、何でも警察官の言いなりになるものだ
。今までの冤罪事件で、裁判所が、何も学んでいない証だ。
それに、その手紙は殺人をしたと認める内容ではない。殺人を認めたなど認めるのは、藤井の偏見だし、捏造でしかない。
藤井が裁判を治安維持のために使う人物だからこそ、こんな判断をするのだが、事実を歪めてしか見ない、こんな裁判官は裁判官を辞めさせるしかない。
こんな裁判官を事実を歪める犯罪として裁かないとダメだよ。