桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

国立支部

2011-08-25 | Weblog
昨夜は、先日の武蔵村山に続いて国立支部での集会だった。
参加者は16名ほど。
何時も通りに判決やら捜査やらを話したが、布川事件の抱える誤りの本質を、皆さんが理解してくださった。
その感想の中で、俺が支えとし、力とした救援会の活動の重要さを知った、と言ってくださった人がいたのが嬉しかったなぁ。
人権は国は守ってくれない。自覚して人権侵害と闘い、人権を守れ!と求めないと、絶対に守れない。だからこそ、救援会のような組織は大事なのだと思う。

文化放送

2011-08-25 | Weblog
昨日は、弁護団会議を途中で抜けて文化放送の生番組に出演した。
東京拘置所では、桂たつやの夕焼けワイドを、良く聴いていた。低音の桂さんの声を聴きながら、自由と社会を待ち望んだ日々があったけど、あれから30数年が過ぎて出演する立場になったのを考えると不思議な気持ちで、この前のTBSと同じように感慨を味わった。ゆうゆうワイドとは違って、番組構成の中で細切れに事件のことや思いを話したので、聴いていた人は集中し憎かったらしい。でも、俺は、何時もの通りだった。
全世界にユーストリームで映像が流され、パリからの言葉がパソコンに表示されるのを見て、情報社会の変化を目の当たりにした。
凄い時代になったねぇ。