桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

快調

2011-08-12 | Weblog
社会に帰った後、鰹節削り器を探していて、事務局長の中沢さんからプレゼントされたことは、ブログに書いた。
愛用してるが、なかなか上手く削れないんだよね、これが。俺は、刑務所で靴を縫う錐を作ったり、研いだりしていたから、包丁を研いだりしてるが、この鰹節削り器の刃も外して研いだ。
今朝、連れ合いに注文されて、俺が係の鰹節を削ったらば、快調!やっと、綺麗に削れるようになった。
万歳!

判決報告会

2011-08-12 | Weblog
昨夜は、ひたちなか市での報告会だった。
救援会員を中心に20名ほどの参加だった。
テレビ番組の映像を見て貰い、俺も30分ほど、これまでの思いを語ったが、布川事件を知らない人がいるとは思わないで話したのが失敗だった。何人か、初めて見る顔があったらしい。初心、忘れてはいけないねぇ。

ちょっとなぁ

2011-08-12 | Weblog
東海テレビの失言が、大きなニュースになってる。
放射能に汚染された米を、揶揄した表現をしたと批判されているのだが、とうとう番組は中止に追い込まれたと言う。
誰が考えても、その番組が行ったことは悪いに決まったるが、だからと言って、我は正義の味方なり!と、1番組の失言を捕らえて攻撃するのは、何だか気味が悪い。
この攻撃をした人たちは、果たして警察や検察のミスを責めるだろうか。
正しく批判し、この社会を正義の通じるものにすることは大事だ。批判すべきは批判しなければならないが、許さなければならないことは許す、それも大事だるい。
東海テレビ騒ぎを見ていると、本当に攻撃して行かなければならないことは見逃し、許すべきことを攻撃する、何だか苛めを見ているような不快感を感じる。
真に責めるべきことを見逃さない生き方をしたいものだ。