集大成

「早く行きたいなら一人で行きなさい
　遠くへ行きたいならみんなで行きなさい」
とゆう言葉がありますが
とても深く示唆に富んだ言葉だと思います。
それと共に
「早く遠くへ行きたいなら信頼出来る仲間と行きなさい」
と感じる今日この頃。
５年ぶりの個展は
準備をしっかりと整えて
この５年間で学んだ事を遺憾なく発揮出来ている
と思います。
もちろんまだまだな部分も多いですが
この伸びしろを次に繋げる為に
あと３日
更に落とし込んでゆきたいなと。

映画MOMOで
早く走るとゆっくり進み
ゆっくり歩くと早く進む
って場面がありますが
本当にスピードってのは
体感でしかないのかもしれません。
もちろん
そこに時間と概念もあるわけで
時間が歪む事があるのかないのか
その辺りは
私の頭では考えてもわかりませんが
実感として
時間を越えた所から立ち上がってくる
現象があるように思います。

さて
個展も平日最終日
あと３日となりました。
今日も快晴の新潟で
一日をやりきりたいと思います。

あと一歩、あと一歩。

色々考えては
雲散霧消しているようにおもいますが
しっかりと
無意識層のそこかに
それらは蓄えられているのだろうな
と思ったり。
それらは
逆に無意識層から立ち上がってきたもので
また
元に戻っていっただけなのだろうか
と思ったり。
そんなことを思いながら始る朝。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

個展期間中も
朝の時間は変わらず始ります。
父との空気感は
あの張りつめ方とは違いますが
でも
朝二時間は変わらない職人同士の対峙として
父からの多くの事を
学ぶ時間は続きます。

あと一歩
あと一歩
終わる事の旅の中でも
この集中する父との時間を
あとどれくらい続けられるのか
と思いながら
あと一歩
あと一歩
１ミリでも近づける様に。

ながさん
今日も新潟は暑くなりそうです。

個展も中盤

本日は晴天。
新潟の長雨も
川の大増水を残して
静かにひいていっているようです。
ながさん
東京の夏はいかがお過ごしですか。

会期中も続く
父との２時間。
もう
今までのような緊張感からは
解放されているのですが
それでもやはり
この惜別の感もあるこのひとときを
大切に思う心持ちは変わらず。

個展も中盤にさしかかり
平日になり
やっと
腰を落ち着けて
お客様と対せるようになったようです。

そして
次の猪苗代に向かい。
着々と準備を整えたいと思います。
今の足下を固めつつ
先々の事をしっかりと形にしてゆく。

私が父から受け継がせてもらったように
次の職人にしっかりと渡せる様に
先ずは私の準備を整えなければ。
７月から１０月にかけての個展ツアー
まだまだ本番はこれから
全力で駆け抜けます。

頭と身体のバランス

やっと
頭がすっきりとしてきたなと思う
４１歳から４２歳の節目。
職人としての心身を
尖鋭にしてきた分。
どうも
設営やお客様との対応に
まだまだな部分を感じつつも
頭が職人から離れずについてゆかない状態
を感じていました。
こんな経験をできるのも
やはりこの個展期間なのだろうな
と思う今日この頃。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

職人としての身体使い。
新しい技術を父から習い受け
それだけの事をしていた
のだろうと思います。
精神も張りつめていたのだろうし
肉体も新しい筋肉を使っていた
だろうと。

そんな中見えてきた世界を
いち早く
自分のものにしたい
と思いつつ。
この期間中は酷使した身体を
労りつつ
ご来場のみなさんのお話を聞きながら
今後の計画。

いち早く。
自分の身体を動かして
経験を積み身体に練り込んでゆきたい
と思う職人なのでした。

頭と身体のバランス
歳を重ねる毎に大切になってゆきますね。
ながさん
そんな話も近々。

４２歳

何が変わる訳でもない
とも思うのですが
しかし
多くの方に祝っていただき
自分の中に感謝の念が深まる
ってのは
やはり大切な時間ですね。
個展期間中。
いつも通りの個展会場に入り
いつも通りに準備をし
いつも通りにお客様に接する。
そんな中
自分の成長を感じる
この期間。

ながさん
東京はいかがお過ごしですか。
お祝いの絵
ありがとうございます。
励みに
先ずはこの期間を走り続けます。
終わったら
ゆっくりとお話ししましょう。
東京に伺いますね。

中越沖地震から１０年目

本日は中越沖地震から
１０年目。
活動人生で
１０年前の今日が
どれほど
自分を変えた事だろうか
と振り返りつつ。

あの時の一歩が
私を大きく変えて
独立の切っ掛けにもなった
のもひとつ。

職人として
活動家としての
分岐点であり
１０年後の今日は
その結合点でもある
と感じます。

心身と思考と共に
自分の本来を取り戻せていない
ように思いますが
ようにも思うだけで
それも私なのですよね。

１０年後の
節目の年の
節目の日。

ながさん
今日も精一杯やりきりたいと思います。

２０１７年７月１５日

始った節目の個展。
これが
無事に始ったのかどうかと言われたら
まだまだまだまだ
やれることはいっぱいあった
のだと思いますが
それでも始った節目の個展。

これからお会いするみなさんに
どんな丁寧さでお伝え出来るのか。

私の限界をまたひとつ観る時間になるのでしょう。
兎に角始りました。
ながさん
この自分の足りなさが
一番の自分への贈り物なのでしょうか。

そんな事を考えつつも
９日間を兎に角走り続けます。
ながさんも
佳き時間をお過ごしくださいね。

あと一歩

あと一山を越えて
なんとか
最終搬入の車に。
あと一歩の気力と
それを阻む体力の壁。
ここを乗り越えればとゆう最後の階段は
いつも通る道
なのでしょうか。

作る毎に成長し
作る毎にのびしろが見える。
これが一枚の銅板から叩き上げる鎚起銅器
なのでしょう。

父との時間を振り返る余裕も無く
会期に突入します。
ながさん
東京から見守っていただきありがとうございます。
これまでの感想は
会った時にでもゆっくりと。

先ずは
会場を完成させる為
最後の全力を注ぎます。

個展ロードを終えたら

さて
と一息。
何か
自分の中から出てくるものを
感じたいと思うのですが
今は
ただ気力だけで前に進んでいる
といった感覚。

そんな中でも世の中の時間は動いていて
活き活きと生きる人も居れば
天寿を全うされた人も居るわけで。

「そっちの世界はどうですか？」
と問いかけてみても
答えは自分の中にしか無く。

個展ロードを終えたら
ゆっくりじっくり
振り返りの時間の中で
感じる事も多々あるのだろうな
と思いつつ。
そう思いながら繰り返し
人生は最後まで駆け抜けるものなのかな
と思いつつ。

さて
本日より搬入です。
自分の想いを形に。
ギリギリの線で
優しい空間をつくりたいと思います。

あと２日

ほんのひととき
ほんのひとときのほっと一息。
内覧会まであと２日。
自分のやり切れた部分と
まだまだな部分と
どう調和してゆくのかを
少し
外から眺める時間となりました。

そして
今日は一日
そのまだまだな部分を
精一杯埋める日。
一日２４時間と言いますが
その１分１秒が
あと一歩
あと一歩と
急き立てているようです。

その流れに乗りつつも
自分の肚を地面に落とし込み
今日も器づくりに入りたいと思います。
ながさん
お互い今日も佳き一日を送りましょうね。