鎚起銅器の蛹

油の塗ってある鉄板の上で
一生懸命に走っている状況。
なんて表現をすることもありますが
私もその通りだなと感じる今日この頃。
そして
それはまさに暗闇の中で走っています。
失敗しては考えて
これを試してみたいと
朝を迎えるのを心待ちにする日々が続きます。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

目的地まで
どう走ればいいのか。
兎に角走ってみて
その方向が間違っていたら
又違う方向に走り。
地図なんてものは到底手にすることは出来ず
今は
そんな彷徨いの中に居るようです。

蝶に成る前の蛹では
ドロドロに溶けて
また生成すると言われていますが
私も全く持って
蛹の状態なのだろうなと思います。

今までの鎚起銅器とは
異次元の世界。
失敗の重なりの中から
自分に沁み込んできてくれる経験を
じっくりと受け取り続けたいと思います。