職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

師匠の存在

2015年11月20日 | ヤスさん日記
昨日は
久しぶりの師匠との時間でした。
いつも
某かで心を配ってくれる師匠とは
本当にありがたいな
と思う今日この頃。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

懸念事項を解決する為に
地元の彫金の師匠のお宅へ。
玉川堂時代
仕事が終わってから
この工房へ足を運び
年季が明ける迄は
どれだけの
成長をさせてもらったのだろうと

振り返って思います。

悔し涙で
暮れる日もありましたが
只ひたすらに
目の前の事を一生懸命に
師匠の技術を目指して。
そんな真っ直ぐな時間が
今の私を精神的にも支えていてくれると
そう感じます。

今では解らない
いつかの理解。
現在抱えている懸念事項も
いつか振り返れば
その時を理解できる時がくるんだろうと
思いつつ。

さて
職人としての心意気を新たに
松本へ入りました。
明日からの展示に向けて
しっかりと詰めてゆきたいと思います。
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泥泥した器

2015年11月19日 | ヤスさん日記
弥彦山を観て
思ったのです。
マグマが固まって
大気が落ち着いて山になる。
様に
私の中にある熱量が形に成るには
鎚起銅器の工程が必要なんだな
と思う今日この頃。

今日は久しぶりに
お世話になった方が書道で入選したとの事で
大きな会場に展覧会の見学に。
大きな会場に大きな作品
観る気もなかったのですが
書道の流れで工芸で。
この数年顔を出してないだけで
だいぶ知らない人の名前が増えたなと思いつつ。
まだまだ現役で頑張ってくれている大先輩には
それだけ続けていた某を感じました。

と共に
ガラス越しに観る作品達

それとは違う毛色の私。

改めて
泥泥とした器を
つくろう。
つくりたいんだ。
と思った次第です。

生活の中で
私自身が泥にまみれ
その中から掴んだ器。
美しさの定義は無く
ただそれだけの器をつくれたら
どれだけ手仕事の冥利に尽きるのだろう
と。

こんな想いを胸に
クラフトフェアの育まれた
長野県は松本市に向かいます。
この数日
この想いがどう醸成されて
帰ってからの形に成るのか。
楽しみにしながら。

ながさん
長野も寒い事でしょう。
少しの旅路を楽しんできたいと思います。
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少しでも

2015年11月18日 | ヤスさん日記
やり切れたかな
と思うと
やりたい事はまだ頭の中に
気の持ち様なのか
実質的な影響なのか
思うよいに進まない日々の中で
それでもと
変化をさせてくれるのは
優しい食事
なのかもしれません。
心もほっと
身体も健全に。
そんな事を思いながら
工房での仕事は続きます。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

最近でも
いろんな事がありましたが
それこそ
青天の霹靂と言える事があったとしても
自分事として
そこに意味を見つけたいなと思うのです。

自分事として捉えられれば
誰かのせいにする事も無く
その問題点の解決に向かって
方策を立てられるのだろうと。

そう思っていても
なかなか出来ないのが人
なのかもしれませんが
そう思うって某かを少しでも初めてみる
とゆう事が大切なのだろうな
と。

少しでも

積み重ねて行きたいと思います。
ながさん
新潟は冬前の鉛空
いよいよ寒い季節が始まります。
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松本展示に向けて

2015年11月17日 | ヤスさん日記
今週末からの
長野県は松本市出張に向けて
器の製作と共に
民藝についてを
再度考察しています。
私が器に対している時の感覚が
どこへ向かっているのかを
また
違う視点を持って観ることができれば
と思う今日この頃。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

松本市
といえば
クラフトフェアでも有名ですが
京都、金沢とは違い
またひとつ工芸と言う共通の言葉ではありつつも
違った文化が醸成した街。

どちらかとゆうと
新潟も関西圏よりも
松本のとのような雪や寒さの実感のもと
手仕事とゆうものが育まれた街の方が
近しいのかもしれません。

ただ
そこは城下町と
港町の違いはあり
その辺りの違いを
今回は垣間みる事ができればと。

その前に
新潟とゆう土地
自分自身の手仕事を
もう一度確認しておきたい時間です。

ながさん
お時間あれば遊びに来て下さいね。
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補腎の季節

2015年11月16日 | ヤスさん日記
腎臓を補う為に
越後の蕎麦を昼食に。
なんて事は無い昼の時間
なんて事はない選択の中でも
日頃の学びの御陰で
身体と向き合うコトが出来ているようです。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

新潟の晩秋は
ほんのひと時。
それでも
紅葉の美しい風景や
美味しい食べ物をいただいたり
出来立てのお酒を飲んだりと
新潟を満喫できるひと時でもあります。

穏やかな気候
空を飛ぶ白鳥の声
お天道様の柔らかな光。

今日は
そんな穏やかさかに抱かれて
ひと呼吸置くとします。
整理整頓を心がけ
明日からの本格的職人に向けて。

今週末からは松本市に出張です。
どんなご縁があるのかを楽しみにしつつ
準備を整えたいと思います。
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脱力感と共に

2015年11月15日 | ヤスさん日記
この時期
イチョウの木のあの透き通ったような
光を通した黄色が
なんて見事に美しいのだろう
と思う今日この頃。
ながさん
新潟の紅葉も盛りを過ぎましたが
しかしながら
街の木々はまだ楽しませてくれます。
東京はいかがお過ごしですか。

楽しみにしていた事が
急遽変更になる時。
今迄積み上げて来た事が
ふいになった時。
ただそれは
思考の積み上げが無駄になった訳ではなく。
某かに活かす為の方法を
再度考える切っ掛け
になったのだろうと考えます。

1年間待った新しい工房は
違う形になりそうです。
また一からの
探索の日々が始まりました。
自分に丁度良い大きさの理想の空間。

少し方の力を抜いて
頭を切り替えられるように
脱力と共に過ごしたいと思います。

また
近々。
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暮らしの提案

2015年11月14日 | ヤスさん日記
暮らしの提案。
結局の所
仕事でも活動でも
ここに戻ってくるのか
と思う今日この頃。
暮らしの提案をする上で
来年からのもうひとつ持つ工房は
きっと
私の大きな助けになるでしょう。
理想の暮らしと現実のギャップを
埋められるように
準備を着々と進めたいと思います。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

絵を掛ける為の図案のやり取りが
この二日間程の楽しみで。
答えは出ていないものの
詰め将棋をやっているような
もしくは
詰め将棋をつくっているような
そんな気分。

絵の自重と
金具の強度と
鉄と銅の特性。

それらの組み合わせを
先ずは
頭の中でぐるぐると。

昨晩の
持続可能な生活
とゆうキーワードと
持続可能な活動を混ぜ合わせながら
今日は工房で静かに過ごすとします。
屋根の雨音が心地よい時間。
ながさんも
佳き一日を。
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創造をささえる時間

2015年11月13日 | ヤスさん日記
神無月二日目。
昨日の子供達のエネルギーの為か
すっきりと目覚めた朝。
お天道様が昇るのを
清めるような寒さと共に待つ時間は
大切な事だなと思う朝。
ながさん
新潟の冬は日増しですよ。
東京はいかがお過ごしですか。

想像を巡らせるのは楽しいもの。
絵を掛ける金具の話をしながら
どうやったら現実になるのかを
考える時間が
とても楽しく。
こんな余暇が
クリエイティビティを支えてくれる
そんな気がします。

想像と現実の隙間を埋めるのは
また
経験や知識が必要ですが
他分野の事をあれこれと考える。
また
私の持っている経験や知識を総動員する。
そんな頭の体操が
とても楽しい時間です。

新月の新しい巡りに
ゆったりとした時間。
グレゴリオ暦的には年末に向かっていますが
太陽太陰暦的には
まだまだ冬の始まったばかり。
この時間差を上手に利用して
穏やかに進めて行きたいと思います。

この月も
ながさんよろしくお願いしますね。
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再確認する時間

2015年11月12日 | ヤスさん日記
神無月新月。
秋の気配を残した穏やかな太陽が
部屋にゆっくりと差し込みます。
いつもの定休日
整える事を意識して
今日を始めたいと思います。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

今日は
小学校の子供達に向けて
夢に向かう事の
職人としてのお話会。

振り返ってみると
恵まれた環境で職人に成れた私。
親戚一同で老舗の銅器屋を営み
工場長の父を持ち
小さい頃から銅器に触れられたのは
この職人としての最良の贈り物
なのだと感じます。

そして
独立させてもらい
世界の荒波をなんとか泳ぎつつ
今の私が在り
次の世代へどう繋いでゆくのか。
私なりの繋ぎ方の最良は
どんな形なのか。

子供達へ向けての話をまとめながら
改めて考える機会をいただきました。
何かに発信するとは
自分自身を再確認するとゆうこと。

ながさん
新潟の新月は穏やかに過ごしております。
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穏やかな基盤

2015年11月11日 | ヤスさん日記
岩室から弥彦
紅葉する山を横目に
城下町の雰囲気が残る与板へ。
直江兼続の城下町だっただけに
刃物の伝統は
未だに色濃く受け継がれています。
そんな商店街の中のコーヒーショップで一息。
ながさん
東京の冬の始まりはいかがお過ごしですか。

基盤となる穏やかさの確認。
日々の生活
時間に追われる時があったとしても
朝晩
一時でも
その基盤と穏やかさを確認できれば
きっと
立ち続ける事ができる
のだろうと感じます。

そんな基盤を
来年の新しい空間に持てたらと
今から夢想を形にするべく
現実的な観点からの設計に入ります。

既に在る空間。
それらの雰囲気を活かしつつ
私なりの空間に設えるには。
そして
日々の穏やかさを根付かせるには。

太陰暦的新春には
某かの形にしたいな
と思う職人なのでした。
明日は神無月新月
新しい巡りの始まりです。
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