職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

泥泥した器

2015年11月19日 | ヤスさん日記
弥彦山を観て
思ったのです。
マグマが固まって
大気が落ち着いて山になる。
様に
私の中にある熱量が形に成るには
鎚起銅器の工程が必要なんだな
と思う今日この頃。

今日は久しぶりに
お世話になった方が書道で入選したとの事で
大きな会場に展覧会の見学に。
大きな会場に大きな作品
観る気もなかったのですが
書道の流れで工芸で。
この数年顔を出してないだけで
だいぶ知らない人の名前が増えたなと思いつつ。
まだまだ現役で頑張ってくれている大先輩には
それだけ続けていた某を感じました。

と共に
ガラス越しに観る作品達

それとは違う毛色の私。

改めて
泥泥とした器を
つくろう。
つくりたいんだ。
と思った次第です。

生活の中で
私自身が泥にまみれ
その中から掴んだ器。
美しさの定義は無く
ただそれだけの器をつくれたら
どれだけ手仕事の冥利に尽きるのだろう
と。

こんな想いを胸に
クラフトフェアの育まれた
長野県は松本市に向かいます。
この数日
この想いがどう醸成されて
帰ってからの形に成るのか。
楽しみにしながら。

ながさん
長野も寒い事でしょう。
少しの旅路を楽しんできたいと思います。
コメント
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