職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

音の意味

2014年03月21日 | ヤスさん日記
春分の一日の始まりは
太陽が真東から昇る
と言われていますね。
そして
昼夜が同じ長さ。
私の中の一年の区切りの一つでもあります。
陰陽のバランスがとれている本日
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

暫く
布団の中で出来るコト
を探していると
耳を澄ます
というコトはできるな
と思ったのです。

街中のこの辺りにも
朝は鳥が集い戯れ。
休日らしい
ゆっくりした時間からの
自動車の行き交い。
雨が屋根に当たるリズム。

普段なんとはなしに
耳に入っているであろう
様々な音が
本来はとてつもなく
大きな意味合いを持って
ここに集まっている
という事に気付きました。

家を風が巻く意味
道路の流れの意味
誰かの足音の意味
それらが
集まってこの街をつくっている意味。

そんなコトを
日がな一日。
布団の中で考えている
職人なのでした。
復活の狼煙はあがりました。
この音の意味を携えて
またいつもに戻るとします。
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春分前

2014年03月20日 | ヤスさん日記
春分前
どうも大きなデトックスの時期
のようです。
今までの不調和が
ここでひとつのカタチになり。
布団の中で
私を考えさせてくれる時間。

日がな一日。
布団の中で
ぼんやりと
来し道を省みて
次に繋げる時間。

春分前。
暑さ寒さも彼岸まで
といいますが
明日からはあったかく
なるでしょうかね。

さて
もう一眠りするとします。
眠りの中で一皮むけて
春からはまた一歩一歩進むとします。
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角栄さん

2014年03月19日 | ヤスさん日記
何故今
角栄さんなのか。
そんなコトを考えつつ。
先の満月の夜に
書店に寄って手に取った
角栄さんの本を読み続ける夜。
「角栄は不滅」
「没後二○年」
と書かれた帯に映る角栄さんの顔。
角栄さんの全盛期を
私はリアルタイムで知る由も無し。
ただ
新潟県に生まれたからには
多大な恩恵や問題をはらみつつ
生きているのだな
と思う今日この頃。
東京に直ぐに行けるのも
ひとつの恩恵であり
ひとつの問題でもあるようですね。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

政治家といえば
私の中では角栄さんが
思い浮かばれるのです。
特に
角栄さんと対面した時があるわけでもなく。
政治的にどんな生き方をしたか
ってコトも知る由もなく。
ただ
政治家と言えば角栄さん。

そして今
日本の窮状を考える時に
戦後の政治の成り立ちの流れを感じる
というのは
とても大切なコトなのだと思うのです。

代議士が政治家になり
二代目三代目と受け継がれてゆく
その中でどんな流れがあったのか
その源流が角栄さんの周りにはある
ような気がします。

まだ
角栄さんの深淵の入り口に
立っただけなのですが
そこに引き込まれそうな吸引力は
私い何をみせてくれるのでしょうか。

巨善であり巨悪と言われる。
そこに感じる私。

少しばかり寒暖の差が激しいようです。
ながさん
体調には気をつけましょうね。
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インド哲学

2014年03月18日 | ヤスさん日記
この頃はインド哲学というものに
触れる機会があるのです。
インドの宗教は一種独特の知
というものの深さがあるなと思います。
哲学と宗教と知と。
そんな事を考える雨の新潟。
今日の雨は春の香りが充満していますよ。
ながさん
東京の空はいかがお過ごしですか。

現実世界と精神世界。
そのバランスは人間世界に生きる
私達にとって
とても大切なのだと感じます。
目の前の現実にだけ没入してしまえば
見えなくなるコト
精神世界にだけ染まってしまっては
出来なくなるコト
それぞれで。

インドのサイババは
インド宗教界の大きな存在
だったらしいですが
鉄道をつくったり
学校をつくったりと
精力的に現実で階の向上に
尽力した方でもあるようです。

現実をみつつ
精神も成長させる
その方法。

私にも必ずある
この場所
この時代に生まれた役割。
それを見つけやり切るコトができたら
いいな
と思う職人なのでした。

自分自身の意味を
インド哲学にも触れながら
刺激したいと思います。
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伝えるチカラ

2014年03月17日 | ヤスさん日記
伝えるチカラ
について考えます。
昨今
伝えるというコトのスピードが早くなり
その分だけ情報というものの
強度が試されているのかもしれないな
と思う今日この頃。
伝えるというコトは
ものづくりに於いても
大切な位置づけですよね。
伊勢参拝からもう一週間が経とうとしていますね。
ながさん
その後はいかがお過ごしですか。

伝えるチカラ。
粛々と千何百年と伝え続けられた
伊勢神宮を参拝して
今の伝えるチカラというコトを
深く考える機会にもなりました。

情報のスピードは速くなる中で
また
確かさを試される中で
どんな表現が重要なのだろうかと。

自分が感じたコトに
間違いはありません。
そして
その間違いがないコトを
どんな表現に転化してゆくのか。

正しさ
って
時として
間違いとの距離を
遥か遠くに離してしまうコトもありますが
本当のコトを
お互いに共有できる
心のスペースをいつも
つくっていたいな
と思う職人なのでした。

ながさん
4月に再会しましょう。
そして
その間の事をまた伝え合いましょうね。
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身体の美しさ

2014年03月16日 | ヤスさん日記
Noism
新潟にあるダンスカンパニー。
初めてコンテンポラリーダンス
というコトを観る機会を得ました。
何を表現しているか
じっくりと噛み砕きながら
消化してゆきたいなと思う今日この頃。
ながさん
東京の春はいかがお過ごしですか。

コンテンポラリーダンス
初めての感覚です。
日々
どんな練習を積んで
どんな事を考えて
どんな風につくりあげられてゆくのか。
本当に
初めての感覚で
これを消化するには
結構な時間が必要のようです。

ただ
兎に角
身体の美しさ
というもを感じました。
人の骨格というモノの美しさ
そこへの肉付き。
人としての肉体の美しさのひとつとして
こうゆう表現もあるのだなと。

新しい感覚の刺激。
それを受けて
私も職人としての身体の美しさを
確かめてみたいな
と思った次第です。
鎚起銅器の身体の使い方で
どんな身体の変化があったのか
そして
これからあるのか。

ながさん
それぞれの道での表現を
極めてみましょうね。
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沖縄の先輩

2014年03月15日 | ヤスさん日記
過去のアップデートと
未来への語り合い。
今現在を大切にする
というコトが
心持ちの上でも
過去と未来を素敵に変えてくれるんだろうな
と思う今日この頃。
いつかのコトを語る時に
事実をどう受け止めて
どう表現するのか。
それが私のフィルターを通す
というコトだろうなと。
ながさん
新潟はまた雪の朝。
東京はいかがお過ごしですか。

久々に沖縄の先輩と
語り合う時間ができました。
イベントの主催の心持ちとかって
なかなか共有出来ないところもあるのですが
イベンターの沖縄の先輩は
その辺りがしっくりと
心持ち良くお話ができる人なのです。

ひとりで主催するにしても
何人かで共催するにして
決断をするときの孤独感は
全てを受け止める為の大切な心持ち
なのだと思います。
なにか事柄が起きたときの
その判断責任を全て負う時の
あのなんとも言えない孤独感は
イベントを形成するのに
必要なコトでもあるのだと。

そして
過去のアップデート。
一年半ぶりに会った沖縄の先輩は
相変わらず気さくで
相変わらず楽しくて
相変わらず優しい
そんな先輩でした。

雪の降る新潟の朝。
今日という日に感謝して
本日も精一杯やるとしますか/
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存在力

2014年03月14日 | ヤスさん日記
存在力
そんな言葉が
この頃の私の頭の中を
ぐるぐると回っています。
そこに在るという力強さ。
ものづくりに於いて
とっても大切なコトだな
と思う今日この頃。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

そして
存在力は
離れていて
実感できるモノ
なのだろうと思います。

また
もうそこに訪れないとしても
もうその方に会わないとしても
それでも
力強さを感じるコトの出来る力
なのだろうなと。

想像しただけで
うん
と頷き
前へ進めるような。
思い起こしただけで
中心を捕まえられるような。

そんな存在力は
実践の中や
積み重ねの中から生まれる
のだろうなと。

ながさん
仕事は順調ですか。
私はあの日々を思い起こしながら
地に足をつけ邁進したいと思います。
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ひと鎚ひと鎚の積み重ね

2014年03月13日 | ヤスさん日記
仕事場に帰って来て
ひと鎚ひと鎚を
身体から銅から
一体になるのを感じつつ。
粛々とこの動きを
続けて行けるんだな
と思う今日この頃。
ながさん
あの時間は
もうだいぶ前のコトのように
思いますが
しっかりと自分の身内に沁み込んでいる
と感じます。
東京はいかがお過ごしですか。

やはり
この場所が落ち着くな
と思いつつ。
その度に
私は成長しているのだとも感じます。
この場所が
私を表現するのに
今一番適している場所。

それは
地球の中の自然の一部の私が

この時代の
この場所で
この役割が
伸び伸びと
淡々と
積み上げてゆく
それがカタチと成り
いつかに繋がる
のだろうなと。

伊勢神宮も最初の一歩は
倭姫の一歩から。
その一歩が
千年以上の時を経て
今に繋がっている。

そんなコトを思いつつ
ひと鎚ひと鎚を
重ねてみたいと思います。
ながさん
佳き日を積み重ねてゆきましょね。
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伝統は

2014年03月12日 | ヤスさん日記
西行の
「何事のおわしますをば知らねども
 かたじけなさに涙こぼるる」
という歌が
心に沁み入るな
と思う今日この頃。
伊勢神宮のそこに存在し続ける
というコトが
日本人に与えている影響は
想像を絶するものなのだと思います。
木々に囲まれた社殿
そこで営まれているコト。
ながさん
今回の参宮で掴んだモノは
ものづくりとしても大きいものだと思います。
東京はいかがお過ごしですか。

伝統は革新である
とか
伝統は守り続ける事である
とか。
きっと
どちらも正しいのだと思います。
ただ
その言葉の根本になるものが
なんなのか
そこに立脚して問い続ける
という事なのでしょう。

20年に一度
建て替えられる中で
受け継がれている技術。
20年間の間
粛々と進められる日々。

変わるコトと変わらないコトは
根本に問う事で
もうそこにあるのでしょうね。

私も
自分自身の根本に問いかけて
日々を粛々と進めてゆきたいと思います。

ながさん
今回は本当に佳き参宮でしたね。
今度は東京でゆっくりと
お話しますか。
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