改めて鎚起銅器とは

なんだか眠れずに
ですね。
ずっと
鎚起銅器のことを考えていたのです。
いや
眠れない原因は
他のところにあって
私にはどうしようもないこと
と言いますか
仲間を祈るしかないこと
だったりするのですが。
眠れぬ時間を費やすには
他のことを考えなければ
気が落ち着かなくて
鎚起銅器のことを考えざるを得ない
といったところ。

今度の展示ては
鎚起銅器
とゆうよりも
鎚起銅器で培った技術をつかったものを
中心に展示したいと思っているのです。

先年の
生活手仕事研究所改装の際に
いろんな金具をつくりました。
その金具たちは
鎚起銅器ではないけれども
その製作の中で
必要と思われるものを現場合わせで
つくりました。

やっぱり
ここを作り出すって
職人の経験があったからこそ。
だからと言って
それが鎚起銅器であるのか？
と問われたら
私の中では鎚起銅器ではなく
金具なわけです。

鎚起銅器
と
鎚起銅器製作の中で培った技術でつくったもの
この線引きでは曖昧なところもあります。
豆皿なんかは
そのひとつで
刻印を変えていたりしますし。

曖昧さも
好きなのですが
ただ
明確に違うものは違うと。
提示しておきたいもので。

今日は
静かな雨です。
まずは
目の前のことを一所懸命に
祈りながら。

ながさん
だいぶ新潟も寒くなって来ましたよ。
ストーブがだいぶ板についてきました。