職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

定番品

2011年10月20日 | ヤスさん日記
秋晴れな朝の輝きは
セイタチアワダカソウの黄色と相まって
少し蜜柑色の陽光をアトリエに差し込んでくれます。

穏やかな時間は
喧騒を他所にすぎてゆきますね。
さて
そんなアトリエで今日も
想いを込めて始めてみようと思います。

定番品
というものを考えてみました。
あるきっかけがあり
同じ形で
同じ色で
同じように。

今までは
オーダーしていただき
お客様にあったように作る。
もしくは
同じ商品でも
それとなく雰囲気を違うように
作るのが私の中であったのです。
いろんな形があって
お客様の手に馴染むものを
探してもらう。

セレンディピティ。
偶有性はお客様と品物との
大切な出会いを
印象付ける
とても大切な一瞬なのです。

それは私の中でも
とても大切な手順で
その感覚は
いつまでも
大切にもっていたいのですが。
それともう一つの方法
にも携わってみようと思うのです。

同じ形で
同じ色で
つくるということ

修行時代と同じように
もう一度
日々の中に入れ込んでみようと。
その
同じモノ
の中にも
いれ込める偶有性や
形には現れない
お客様にあったモノ
があるのだと思うです。

それが
今の探求している
目に見えないけれども在る
ということに繋がってゆくのだろうな
と。
そんな製作。

さて
ながさんは秋の夜長をいかがお過ごしですか。
 「나 는 행복해요」
お気に入りのハングルです。
「私は幸せです」
そんな穏やかな一日が
今日も始まります。
コメント
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