職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

満月の道

2008年10月16日 | ヤスさん日記
満月の夜は
月明かりに照らされて
少し肌寒い小径を
ゆらゆらと
塀と家に挟まれた小径は
月の光が満ち満ちていて
この道はきっと
続いているんだな
と思わせてくれる
そんな時間です。

想いを込めてものづくりに励む
そんな基本的なことを
もう一度見直す
そんな切っ掛けになる仕事は
とてもありがたいもので。
日々、それに向かい一生懸命のあまり
いつのまにか
他の場所にたどり着いてしまう
なんてこともあるもので。

大量なものでも
ひとつひとつに
乗せる想い
それを受け取ってくれた人達の
顔をイメージしながら
ちいさなことからこつこつ
と。

秋のオレンジがかった陽射しが
傾きながらも
いっぱいに入ってくるアトリエは
ふと頬杖が
つきたくなるもので。

あたたかい紅茶と
ちいさなことからこつこつと
一緒に飲み干して
また、仕事に励む
職人なのでした。
待っていてくれる人が居る
ってことはなににつけても
幸せなものですね。
コメント (2)
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