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普通の生活の中での、思いついたこと、考えたこと。何かを表現したい、書いておきたいと思った時に、ココで発散しています。

「外交」は大変だ^_^;

2011-11-14 19:40:18 | 学校&就活
例の「暴言お嬢さん」本日はご登校♪
授業開始のチャイムが鳴り、教室に行ったところ、いつもの定席「一番前」にごく普通に座ってました。
…「こんにちは。」と声をかけたら「こんにちは。」とにっこりする。
…「あなた、今日は授業受けるんですか?」と聞いたら、「はい、受けます。」謝る、とか一切なし。
「…それだったら、まずは謝るべきではないですか?」
あのあと、一度も会っていないしもちろん詫びに来たりもしていない。
授業前に一言あるかなと思ったけれど何もない。それでいいのか、と思って聞いてみたのですが
そうしたところ

「どうしてですか?私は謝りません。」
「えっ…謝らないって、授業中暴言吐いて私もみんなも不愉快になったんですよ。それで、平気なんですか?」
「暴言ではありません。私は悪いと思っていません。ですから、謝る必要はありません。」


いろいろ話したけれど、もう全然理解できません、この子の思考回路。
それで、「あなた、授業受けたくないんだったら、受けなくていいんですよ?」と言ったら、
「いいえ、私は受けます。勉強をしに来てるので。」
「…謝罪もしないでそういう態度で勉強したいと言われても、私はそういう人には教えたくないですよ。」

「先生。先生は私をいじめますか?生徒をいじめるんですか?」
「いじめるって、どういうことですか?」
「私は勉強がしたいので、そう言ってるんです。教えないって、いじめですね。先生なのに、いじめるんですか?」

「授業中にあなた何ていいましたか?この授業は大事ですか?って言いましたね?それは、先生やクラスの仲間に対して失礼なことだと思いませんか?」
「思いません。先生は同じ問題を月曜と金曜の2回も続けてやりました。2回もやる必要がありますか?そんなに大事な問題だとは思えません。
もっと他に大事なことはたくさんあります。もっといろいろなことを教えてください。ですから、大事ではないと言ったんです。どうしてそれが暴言になりますか。」
「大事なことですから2回やったんですよ。大事なことは10回でも20回でもやりますよ。それに対して大事ではない、必要がない、というのは生徒の立場で言うことではありません。」

要するに、私が授業中にやった問題が、時間切れになったので、次の授業の時にもう一度最初から詳しくやったんです。
それが気に入らなかったらしい。

「授業に対する苦情は、担任の先生に言って貰えますか?それから、私だけでなくてクラスのみんなも不愉快な気持ちになったんですよ。それに対してはどう思いますか?」
「どうしてみんなが不愉快になりますか?」
「いつも教えてもらってる先生が侮辱されたんですよ。悲しい気持ちになりませんか?この前、金曜日には『先生がかわいそう』って、お詫びのプレゼント持ってきてくれた人もいるんです。みんなそれぐらいに思ったんですよ。どうですか?」
「それは…わかりませんでした。みんなの気持ちは私はわかりません。」

「自分の意見をはっきり言う、というのと、言いたい放題を言う、というのでは全く違います。
立場を考えてください。」


これで終わるかと思いきや^_^; なんだかまた別のスイッチが入っちゃったみたいで、
「立場を考えるのなら、先生も立場を考えてください。」
「えっ…なんですか?」「先生は授業中に、だってさいたま、の説明をしましたね?」


これは、クラスでディスカッションをしていたときに話の途中で出た「ださい」の意味がわからない、という留学生の子がいたので、
「だって埼玉だもん、というのが元の意味、だそうなんですけど、冗談ですよ。テレビ番組でやっていたのが流行ってしまったみたいですけど。私も実家は埼玉ですけど、よくいわれましたねー、」
などと、冗談交じりに言ったことがあるんです。
そのことらしい。

それで、それがどうかしましたか、と聞いたら、
「私は埼玉に住んでいます。それを知ってるのに埼玉に住んでいるのはだめだ、みたいな説明をしましたね。
私は傷つきましたし、不愉快でした。授業中にする話ですか?先生がする話ですか?立場があったらしない話ですね。」

なんだかもう、言いがかりというかめっちゃくちゃ"^_^"。

あとは、担任の先生がノックなしでいきなり授業の最後のあたりに教室に入ってきたことがあるのですが
(緊急の要件だったので、)やっぱりみんな(私も、)急なことだったのでとてもびっくりしてしまい、
きゃ~~!!と、逃げ腰になったことがあるんです。
だって、授業中、急に誰かがドア開けて入ってきたら(^_^.)誰だって驚きます(*_*;
私なんて驚いて教室の前から、真ん中あたりまで飛んじゃった(^^ゞ

それがまた、このお嬢さんには気に入らなかったらしい。
この子はいつも一番前に座っているので、すぐに動けず、ひたすら悲鳴をあげてただけだったのですが、
「あの時、先生は一番最初に逃げました。生徒がいるのに、自分だけ後ろに逃げましたね。
卑怯です。先生の立場だったら、することでしょうか?」

なんかもう、ばかみたい

一番後ろに避難口があって、そこから一人で逃げちゃった、というのなら問題ですが
教室の後は壁で行き止まり。小さな教室ですから、逃げようもないし、ただ驚いて後に行ったというだけの話しです。
「なんで、卑怯なんですか?例えばですけど、今ここに車が突っ込んできたら反射的に逃げるでしょう。それと同じです。」
「生徒をおいて逃げるんですか。」


もう、いいや、と思ってしまいました、全然話が噛みあわないし、話してても無駄。疲れるだけ。

あっちにはあっちの言い分があるというのはよーくわかりました。


外交問題☆TPPや、基地問題、拉致被害、北方領土、その他もろもろ、大変なことは積算しています。
ひとつひとつ、解決していかなければならない。

育った環境、受けた教育、そういう価値観が全く違う人たちと話合わなければならないって、
外交にあたっている方々は、きっと、ものすごいストレスだと思う。

都心の専門学校の、女子だけの小さなクラスでもこれだけ大変なんですから(T_T)


あとは、「Yさんが答えると「よくできましたね」というのに、私が答えると「うーん」といって首を傾げる(かしげる)仕草をするのが不愉快」だそうです。
だって、できてないんですから。はっきり「違います」というより、少しでも合ってるところを探して言ったほうがいいかと思ったんですけど、それはだめらしいですね。


回りがみんな悪くて、私は悪くない
人が思うとおりに動いてくれない、やってくれないから私は不愉快。
「あなた、自分が不愉快な思いをしたから、私にも不愉快な思いをさせてやれ、ということでこの前ああいうことを言ったんですか?やられたら、やり返す、みたいな気持ちだったんですか?」

「はい、そうです。」……目を見て真っ直ぐいうことでもないと思うんですけどね。

こういう子は、どうしたらいいんでしょうね。

「私は勉強したいんです。こういう話はもういいです。早く授業してもらえませんか。」

わからない((+_+))思考回路がわからない(^^ゞ



ペンを忘れて貸してくださいと言うので、貸してあげたこともあるし、テキスト忘れたら学校保存の教材を在庫室まで取りにいって貸したり、
歌の先生を紹介して欲しい、といわれたら友達のオペラ歌手の子を紹介してあげたこともあるし、
あれしてこれして、ということはたいがい聞いてきたのですが、


この子は「してくれたこと」より「してくれなかったこと」を数えている。そちらに、意識が行ってしまっている。
そうすると、「感謝の気持ち」を持てなくなる。この先、それで困るのはこの子なんですけどね…



授業後、担任の先生ともお話しましたが、先生も手を焼いてしまっていて、あとはもう卒業を待つだけ、みたいな
ことになってしまっている。
別れを惜しまれる、のではなくて、別れを期待される、というのも淋しいですよね。

「私ももう、二十数年教師やってますけど、こういう学生は初めてです。日本人の学生にはまずいないんですが。
先生、本当にすみませんね。」と、また謝ってくださったのですが、先生が頭下げることないのに。
頭下げてほしいのはこの学生なんですけど。絶対に謝らない、と結局最後まで譲りませんでした。


正直に言うと、私もこの仕事長いですけど、この子に限っては卒業が待たれます。
教えている学生に対してそんなふうに思ったのは、初めてです。


問題児はこの子だけ。他の子はみんないい子なので、他の子もかわいそう。
他の子たちのためにも、これからも変わることなく授業は続けますよ、もちろん。


ああ、疲れた。「教室外交」も大変です。ガンバレ!!野田首相!!玄葉外相!!負けるな!!ニッポン!!
     

(^^)/~~~

コメント
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