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台湾の一周忌@苦手な方はご遠慮ください

2014-05-12 17:36:00 | 台湾歳時記
台湾との付き合いが長くなってくると冠婚葬祭への出席も多くなります。結婚式は20回以上出席しているはずですしお葬式も10回近くは参列していると思います。今回は一周忌の話ですので苦手な方は読まないほうが良いかもしれません。
昨年親戚が亡くなり、昨日5月11日が一周忌でした。葬儀の際は参列できなかったので古亭の十普寺で行われた49日には出たのですが、今回台湾へ戻った目的の一つに一周忌への参列がありました。
お葬式については置いておきますが台湾の埋葬には2種類あります。昔ながらの土葬と火葬です。
土葬については墓地の数が少なく現在台北近郊で求めようとすると1,000万円近くかかります。また数年契約の土葬というものもあり5~7年後に掘り起し改めて火葬するというもので、つまり墓地は使い回しになるわけです。もう一つが日本と同じ火葬で台北市の火葬場は辛亥隧道入口脇の第二殯儀館です。ちなみに第一殯儀館は行天宮東の民権東路建國路口と街の中心地にあります。行天宮から松山空港方面へ向かうと葬儀屋さんが集中しているのもこのためです。
今回の一周忌はお葬式を火葬で行い納骨堂へ納めてあるため木柵の福徳公墓へお参りすることとなりました。福徳公墓とは台北動物園と川を挟んで山肌に広がる墓地で土葬区画と納骨堂があります。MRTを動物園站で降りるとゴミ焼却場の大きな煙突と山肌を埋め尽くすお墓が見えますがこれが福徳公墓です。

         山の中腹にある納骨堂


背後は土葬のお墓 土葬のお墓は高いので台湾では小別墅(別荘)といいます

        屋根付きの広いお供え所


お供えは鶏・豚・魚と果物 故人の好きだった食べ物など


そして紙紮zhǐzhāセット あちらで使うお金などが1セットになっています

上香(線香を捧げる)の順番も複雑です 上香が終わると納骨堂で故人と対面です 中は日本と同じようにコインロッカーのようなスタイルです
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