2017年7月3日 都議選・自民大敗

 予想以上に自民党への支持率が下がっていた、都議会議員選挙。気持ちのいい程、自民党票が伸びなかった。今までは大抵の区で一位当選は自民党だった。そんな当たり前の日常がひっくり返った感じ。アンチ自民党としては嬉しい限り。今回の結果について自民党幹部たちは「反省しなければならない。初心に帰りたい」などと口にした。何をどう反省したらいいのか本質を分かってはいないように思う。喉元過ぎれば熱さを忘れる、同様にしばらくの間はじっとして都議会選挙はなかった事にしたいのが本音だろう。しかし、そうは行かない。都議会は新たな都議会として誕生するのだから。けれど、新都議会に不安要素がないわけではない。政治経験のない都民ファーストで当選した新人たち。彼ら彼女らに何が出来るのか。古臭い都議会とは別物を作り出してくれる事に期待したいが、何をするのかがつかめない。墨田区で当選した27歳女性は「祖父の介護やこどもの保育園入園に関して困った事があり、このままではいけないと思い立候補した」と話していた。彼女は東大卒で公認会計士。この肩書によって都民ファーストの候補者となったのは明らか。素晴らしい経歴はともかく、人柄や都民の生活を守る都議会議員としての心構えはどうなの？　自民党の勝ち、選挙に勝つ事が今回の目的ではない。今後の都民の暮らし向上にどれだけ尽力出来るのか。かなり難易度が高い。どうクリアしていってくれるのか。自民党よりはマシと思いたいがさて？