2017年2月25日 二十歳の原点・高野悦子

　何十年も前に出版された”二十歳の原点”。今も重版を繰り返し若者たちに読み継がれているらしい。その情報をNHKが取り上げている番組を見た。時代は変わっても若者たちの悩みは同じ、と言っていたが本当にそうだろうか。同じ人も中にはいるが全く異人種の人たちもあちこちにいて、ひとくくりには出来ない。ま、それは逆に言えばいつの時代もそんなものか。万人が同じ悩みを持つわけはないしな。辛く苦しい時期を乗り越え大人になっていくのだ。思い起こせば高校時代だったか、この本と巡り合った。彼女の気持ちが分かる気がして納得していたが、あの頃の私に何が分かっていたのか。今よりも分かっていた事があったのか。あったとしたら若者の気持ち、なのか。それくらいした思いうかばない。来る日も来る日も学校生活がつまらなくて行き詰っていたものな。何だったのか。こどもだったよな、全く。うだうだと悩み多き時代は案外しあわせだったのかも。不幸なら、うだうだなんてしてられないもの。