リンリン・ダイアリー

ブースカがお話します。

2016年10月26日 映画・永い言い訳

2016-10-26 20:20:33 | Weblog

 さほど期待していなかったせいか、観終わって満足感でいっぱいになった。こんな映画も珍しい。内容としては前向きではないし、暗めな話。でも芸達者な子役のおかげか案外爽やか。西川美和監督の作品は幾つも観ている。監督の視点には共鳴するので観に行く。今度も間違いはなかった。前回観た”夢売るふたり”は主演のふたり(松たか子さんと阿部サダヲさんがちょっとなー。好みじゃない)と思って観ていたせいか、内容の問題なのかイマイチだった。この度の主役を演じたのは本木雅弘さん。彼の演技は殆ど観た事がない。真面目そうな人なので人物に興味がわかなかった。でもその真面目さが功を奏したようでこの役にはぴったり。最初にも書いたが子役のふたりの演技が凄く良かった。たぶんオーデションで選ばれたのだろうが、どうやって選ぶのか。監督が決定したのでしょうか。いい子たちに巡り合えたからこそ秀作映画になったのでは? 本木さんの表情にあまり変化がないのが気になった。それと彼にはこどもがいない設定なのに良いお父さんの雰囲気が前面に出ていた。普段の自分の姿がちょっと出てしまったのかな。そこが惜しい! と思った。


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