かつて市川崑監督が制作した渋い映画をヒントに、バカリズムが脚本を書き直したドラマ”黒い十人の女”。アニメチックでアホらしい場面も多々あるが、ゆる~く楽しめる。オンエアは遅い時間帯なので見られないがネット配信サービスを利用。十人目の愛人役の成海さんがなかなかいい味を出している。8年も愛人をやっている想定の水野美紀さんもここまでやるの? と目を疑いたくなるような酷い役。でも全身でぶつかっている感があって見ていて心地よい。それに何たって同意出来るのが普通のおっさん、冴えないおっさん(過去の映画では父・船越英二さんがかっこよく演じていたが今回は息子・船越何某が役に見事ハマっている! )なのに何故モテルのか? で大いに笑った。成海さんが女友達と交わすLINEでのやり取りも興味深くおもろい。バカリズムって芸人や役者より脚本家の才能が一番ありそう。今後の展開、他の愛人たちの絡みなどに期待大!