リンリン・ダイアリー

ブースカがお話します。

2015年1月22日 映画・百円の恋

2015-01-22 12:50:39 | Weblog
 安藤サクラさんの演技が気に入っているので彼女が主演作の”百円の恋”を観た。期待はずれでがっかり。相手役の新井浩文さんも面白い俳優だと思っていたのでそこも楽しみだったが、こちらも思っていたよりも悪い出来。こう言ったら失礼だけれど、彼も彼女も主役級の俳優ではない。だからつまらなかったのか、と妙に納得。脇役として出ている分には興味を引かれるのだが、その人たちが主になったら案外つまらないものなのかもな。見た目も普通だし、しかもこの映画の場合ボクシングの試合のシーンもわりに長くて綺麗じゃない人を長々とスクリーンで観るのは辛い。主役はやはり美しくないと魅力は半減。それがこの映画でよーく分かった。監督の名前も忘れたが初めて聞く名だったし演出もイマイチ。唯一救われたのは人並み外れたイカレおばさん役の根岸さんの演技。ガチャガチャと煩いけれどポイントは高かったように思う。あの人がいるかいないかで全体の印象がかなり違っていたと思うし。脇役の魅力はああいったところによくあらわれる。今後の安藤さんや新井さんの演技にはああしたものを望みたい。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする