リンリン・ダイアリー

ブースカがお話します。

2010年12月1日 大陶器市

2010-12-01 18:44:01 | Weblog
 都立上野公園で開催されている”全国大陶器市”に行った。砥部焼、九谷焼、益子焼、美濃焼、備前焼、唐津焼、信楽焼、有田焼、萩焼などまさに焼き物の錚々たるメンバーがそろっていそうじゃないかと楽しみに出かけた。なのにー。残念な結果に終わった。それは何故? 理由はいくつかあった。安くていいものを探そうなんて考えが間違っているのは分かってる。だからそんなところ狙いのこっちにも無理はあった。いいなぁと思う物にはそれなりの値段が付いて普段使いにするにはもったいない。かと言って3個で¥1000なんて品には全く魅力が感じられない。小皿と小鉢をメインに探していたのだがコレッと思える物にはなかなか出会えず。湯のみやご飯茶わんが多かったようで。何焼きだか忘れたけれど小皿ではそこそこの値段でこれ買うか、と思った物はあった。でもどうしても欲しいってほどではなかった。で、迷っている時に売り手の人を見たら買う気が失せた。あれって現地の人が来て売っているのか? それらしき人もいるけれど焼き物屋って言うよりもこう言ったら失礼かもしれないが、テキ屋のオッサンみたいな人もいた。買おうとした時の相手がそのタイプでなんかね、引いてしまったのだ。隣の店では若いお姉さんが一生懸命に品物を並べていてそこにこれが売られていたらなぁなんて横目で見ながら帰ってきた。誰から買うかなんて以前は気にしなかったけれどここんところ気にする。これも年のせい? それと他の店で「これ、自分で作っているんです。安くしますから買ってってください」とつぶやく同年代のやや枯れ気味の男性がいた。その言い方が商売人じゃないなと思わせる素朴な感じで悪くはなかった。けれど作品と値引いてもらってもたぶん折り合いがつきそうにない状況(元値がかなり高額)だったので失礼してきた。期間中にどれだけ売り上げがあるのだろう。他人事ながら彼の生活を案じた。

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