原作を読んでいないので内容は大雑把にしか知らなかった。でも、監督に魅かれ松ケンが主役のワタナベくんだしで観た。映像は思っていたよりも綺麗ではなかったが全体的にはおもしろかった。それに役に適した人たちがそれぞれを演じていたからこそのデキだったんじゃないかとキャスティングの上手さに感心した。緑役に演技は新人の水原希子さんもどうなんだろうかとやや疑問に思っていたけど大丈夫。充分、緑になりきっていた。難しい役どころの直子役の菊池凛子さんはさすが。何がさすがなのかは観れば分かる。見始めた頃はこの役、この人じゃない方がいいんじゃないかと思った。でも進むうちに彼女じゃないと駄目だ、と思わされた。そこが凄いところ。実年齢が少し上(って言うかほぼ10歳違う? )なので違和感があったのだが、この際いいじゃんと途中から思い出した。そんなことよりも中身、演技の方が上回ったってこと。さらりとした役の玉山鉄二さんもなかなかいい。しかもあの時代に合った役作り。それはワタナベ役の松ケンにも言えること。昔感が面白かった。衣装や部屋の様子など懐かしい感じとおしゃれな雰囲気がなんとも言えない。そこにビートルズの音楽。今時の人たちがあれにはまるとは思い難いが村上春樹をもってしたら何でもないことなのか。
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