２００９年１１月３日 木曽路Ⅱ

　天候にも恵まれて、歩きにはもって来いの素晴らしい木曽路を満喫。好天と言うよりは暑いくらいの日差しで半袖で歩いていても汗が背中を伝い、時にはタオルで汗をぬぐった。１１月とは思えない良い日にそんな旅を味わえたのは何たる幸運か。恵那市の広重美術館。これは知る人しか知らないって感じの地味な所。でも良かったのよこれが。広重は多くの人に知られた浮世絵風景画家。恵那市制５周年記念特別企画展と称して”広重と巴水ー日本の風景ー”が開催されていて覗いてみた。歌川広重はともかく恥ずかしながら”昭和の広重”とうたわれた川瀬巴水を知らなかったのでここでとても感銘を受けた。５３年前に制作された彼の創作活動を撮ったDVDを見たことでその感動を得た。あんな風にひとつの作品を作り上げる事にも感じ入るものがあったしそれ以外にもなんとなくではなく、一日を大切に生きる姿を学ばせて頂いた気がした。な～んだかなぁ、などと呑気に生きているけれどこれで良いのか？　と。答えは直ぐには出せないがゆっくりと考えていかねば、と思い知らされた。・・・・そんな旅だった。