昨夜、10年前に制作された映画”学校・Ⅲ”を見た。西田敏行が夜間中学の先生に扮したところから始まったシリーズもの。一昨日は”学校・Ⅱ”も見たがこれは養護学校を扱ったもので、正直きつくて途中で消した。Ⅲにもさほどの期待は持たずに見始めた。内容は大した事のない。ちょっと不幸な未亡人かつ母親役の大竹しのぶと、冴えない小林・中年が恋に落ちるって話。まわりからしたらどうでも良いでしょう? これって。お互いに好きならどうぞ勝手にやってって感じで。ところがこれが結構おもしろかったのだ。何故ならこれは大竹しのぶが演じていたからではないか。撮影も演出も良かったのでしょう。普段は失礼ながら綺麗とは思えない女優なのにとっても綺麗だったし。あれってなんだったの? 摩訶不思議な魅力があった。古くは敏腕プロデューサー、ウケナイ芸人、変な演劇人と変った毛色の男達と恋仲になったのも分かる気がした。彼女には女優らしさが備わっていると言われて随分になるがそれにも、なーるほどと頷かされた。