くたくたに疲れての帰り道。地下鉄の車内ではそこここにカップルが、仲良く手を絡ませている。正直、うらやましい。彼がいない訳じゃない。彼以上のダンナが私にはいる。けど、イチャツク彼らを見ていると、忘れていた幸福感を思い出させられた。土曜と日曜、ふたりで過ごし楽しかった二日間をなごり惜しい気持ちが包む。そんな中で迎える別れの時。明日からずっと会えない訳でもない。なのに、少しでも離れなければならない事を悲しむふたり。いい、実にいい。おっさん感覚かもしれないけど、そう思った。ずっと昔もう、何時だったか忘れちゃつた以前にそんなことがあった、私にも。手をからめ合い、ネトネトしている彼&彼女達に幸せが続く事をかげながら祈ります。何らかのご利益がありますように。