昨日の奈良記念決勝(動画)の回顧です。飯嶋選手がSを取って峠選手の前受け。佐藤選手が3番手で5番手に中村選手。大塚選手は周回中は競らずに最後方追走。残り2周から大塚選手はインを上昇し、佐藤選手の番手の有坂選手と競る形に。バックから中村選手がかまし気味に発進し、打鐘過ぎに近畿4人で先行態勢。峠選手が5番手を確保し、大塚選手は7番手まで追い上げ、佐藤選手は8番手。中村選手はまったく流さなかったので、ホームはほぼ一本棒で通過。これは前での争いになったと思われたのですが、バックから佐藤選手が捲っていくと、ほぼだれからの牽制も受けなかったこともあって、このスピードが最後まで衰えず、結局、前をいく7人の選手をすべて捲りきっての優勝となりました。佐藤選手マークの有坂選手は追走で一杯。中村選手の番手の大井選手が2着で、峠選手は動けなかったのですが、飯嶋選手が追い込んで3着に入りました。優勝した岩手の佐藤友和選手は、現在の競輪界を席巻しつつあるといえる競輪学校88期の若手選手のひとりで、24歳。記念競輪はこれが初優勝ですが、これからも回数を重ねていくでしょう。昨年のサマーナイトフェスティバルでも2着になっているように、ビッグにも手が届くクラスの選手だと思います。ここは前を回った自力型3人のうちでは力量最上位で、展開的には絶望的ともいえる位置でしたが、ある意味では当然の優勝といえなくもないかもしれません。市田選手の動きがちょっと中途半端だったような気がします。
本性の定義に事物がなければ本性はあることも考えることもできないということをつけ加えることの妥当性は、第二部定理三七で証明されている共通概念から考えることができます。なぜなら、もしもある知性のうちに十全な観念として共通概念があるなら、その知性はそれによって、共通概念と本性のそれぞれの特徴となるべきことを知ることができるからです。そこで最後の問題は、一般に人間精神のうちに共通概念はあるかどうか、またあったとしてそれは十全な観念であるかどうかということになるのですが、まず、第二部自然学①補助定理二(岩波文庫版上巻111ページ)により、人間精神のうちに共通概念はあります。そして第二部定理三八により、それが十全な観念であるということも証明されるのです。このゆえに、スピノザによる事物の本性の定義である第二部定義二は妥当であるということになり、僕もこれが完全な事物の本性の定義であると考えているのです。
第二部定義二はこれで終了です。明日はこれに関連して個人的に受けた質問に答えることにして、新しいテーマは明後日から開始する予定です。
本性の定義に事物がなければ本性はあることも考えることもできないということをつけ加えることの妥当性は、第二部定理三七で証明されている共通概念から考えることができます。なぜなら、もしもある知性のうちに十全な観念として共通概念があるなら、その知性はそれによって、共通概念と本性のそれぞれの特徴となるべきことを知ることができるからです。そこで最後の問題は、一般に人間精神のうちに共通概念はあるかどうか、またあったとしてそれは十全な観念であるかどうかということになるのですが、まず、第二部自然学①補助定理二(岩波文庫版上巻111ページ)により、人間精神のうちに共通概念はあります。そして第二部定理三八により、それが十全な観念であるということも証明されるのです。このゆえに、スピノザによる事物の本性の定義である第二部定義二は妥当であるということになり、僕もこれが完全な事物の本性の定義であると考えているのです。
第二部定義二はこれで終了です。明日はこれに関連して個人的に受けた質問に答えることにして、新しいテーマは明後日から開始する予定です。
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