スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

静岡記念&第二部自然学①補助定理二

2007-02-13 22:01:46 | 競輪
 静岡記念決勝(動画)。
 小嶋選手がSを取ってそのまま前受け。村上選手が3番手、渡部選手はここを追走し、7番手から藤田選手。残り2周のバックで藤田選手が一気に上昇すると、村上選手も上がって小嶋選手を叩きました。打鐘で藤田選手が先行態勢に入ると、渡部選手は切り替えて4番手を確保。ホームから5番手になった村上選手が早くも巻き返しにいきますが、これは藤田選手がうまく合わせて3番手までで一杯。バックで8番手の小嶋選手が捲ってくると、村上選手の番手から新田選手も発進。さらに藤田選手の番手の長塚選手も発進と捲り合戦に。長塚選手のスピードは鈍く、新田選手が出きってさらに外の小嶋選手との争いに。しかし新田選手が振り切って優勝。2着に小嶋選手で、小嶋選手マークの山口選手と新田選手マークの望月選手が絡む形になり、バックでは行き場のなかった渡部選手が外から3着に入りました。
 優勝した静岡の新田康仁選手は嬉しい地元記念初優勝。今回は完全優勝のおまけつきで、できが違ったようです。記念競輪は昨年の川崎記念以来。競輪祭3着→静岡記念優勝は、昨年のグランプリを制した有坂選手と同じです。
 2着の小嶋選手もここは追加配分の強行日程で、立派だったと思います。

 僕たちの精神(人間精神)のうちに、たったひとつでも共通概念があるということを証明すればそれで十分というわけですから、最も簡単なものでいきます。その基礎となるのが第二部自然学①補助定理二です。
 「すべての物体はいくつかの点において一致する」。
 補助とはいえ定理ですから、本来ならこれは証明されるべき事柄なのですが、ここでは証明しません。そもそも、ある一致する要素を有するから、それらのものが総じて物体といわれるということは、当然のことだと思います。そして、ここで最も重要なのは、僕たちの身体(人間身体)もまたそうした物体のひとつであるということです。これについてもとくに反論はないでしょう。
 僕たち人間は、日常的に外部の(自分自身の身体以外の、という意味です)物体と触れ合っています。これも、それなしには人間は生活するということができないでしょう。そこで、僕たちが外部の物体を刺激し、また外部の物体から刺激されるということを通じて、僕たちの精神(人間精神)のうちには必然的にある何らかの共通概念が形成されていくということになるわけです。したがって、この共通概念が、十全な観念でありさえすれば、僕たちはこの共通概念が、ある特定の個物、この場合にはある特定の物体に限定されますが、そうしたものの本性を構成することはないということを知ることができるということになると思います。
コメント
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