スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

スポーツニッポン賞鎌倉記念&同時の発声

2021-10-14 19:15:51 | 地方競馬
 北海道から2頭が遠征してきた全日本2歳優駿トライアルの昨晩の第20回鎌倉記念。ゲートに各馬が入り始めた後に,アークティアラの身体の検査が行われましたが,異常はなく,そのまま出走となりました。
                                        
 先手を奪ったのはノブレスノア。メンタイマヨ,カイル,シルトプレの3頭が2番手。5番手にママママカロニで6番手にプリサイスニードル。7番手にタツノエクスプレスとイライジャ。アークティアラだけが5馬身くらい離されました。ハイペース。
 向正面に入るとノブレスノア,カイル,シルトプレの3頭が雁行。その後ろもメンタイマヨとママママカロニで併走。そこへプリサイスニードルが外から追い上げてきてペースアップ。カイルは脱落してノブレスノアとシルトプレの2頭の雁行に。脚を使ったプリサイスニードルは最終コーナーで一杯になり,その内からママママカロニが単独の3番手に。前の2頭の競り合いは直線でシルトプレが決着をつけ,抜け出すとそのまま優勝。ママママカロニは最終コーナーでだいぶ外に膨れましたが直線でも脚を使い,一杯となったノブレスノアは差して1馬身差で2着。ノブレスノアが1馬身半差で3着。
 優勝した北海道のシルトプレはここまで4戦して3勝。北海道は2歳戦のレベルは高く,前走で1500mのレースも勝っていましたから,左回りをこなせれば優勝争いに加われる馬だろうとみていました。川崎コースはカーブが急なので,経験が少ない馬が対応するのは大変な面がありますが,この馬は問題なくこなせたことによっての優勝。逃げたのはこのレースのトライアルを勝っていた馬で,その馬を自ら潰しにいっての優勝ですから,能力面でも他を上回っていたとみていいと思います。父は2012年にきさらぎ賞,2014年にマイラーズカップを勝ったワールドエースで,その父はディープインパクト。母のひとつ下の半弟に2008年にステイヤーズステークスを勝ったエアジパング。S'il Te Plaitはフランス語でお願いします。
 騎乗した大井の笹川翼騎手は京浜盃以来の南関東重賞12勝目。鎌倉記念は初勝利。管理している北海道の桜井拓章調教師は南関東重賞初勝利。

 チーは自分の前の順のプレイヤーからしかできません。ですから複数のプレイヤーが同時にチーの発声をすることもありません。しかし,ポンとチーの発声が同時に発生するということはあり得ます。
 これもまたA,B,C,Dの4人で説明します。この4人がこの順でプレイすると仮定します。そして,Aが2の牌を捨てたとしましょう。このとき,Bが1と3を持っていると,その牌をチーすることができます。一方,Cがその2を2枚持っていたなら,その牌をポンすることができます。こうしたことは実際に生じ得ますし,この局でもその状況が発生しました。この場合は,ポンが優先されます。つまりこの例でいえば,Bは2をチーすることはできず,Cが2をポンすることになります。すでにいったように,ポンは字牌でも数牌でもできますが,チーは数牌でしかできません。したがって,ポンの発声とチーの発声が同時に生じ得る状況というのは,だれかが数牌を捨てたときに限られることになります。
 なお副露は,必ずしなければならないというものではありません。してもよいししなくてもよいのであり,その判断はプレイヤーに任されます。副露をすることにはメリットもあればデメリットもあります。分かりやすいメリットは,少なくともテンパイまでの速度が速くなるということです。分かりやすいデメリットはふたつあって,ひとつは獲得することができる得点の減少が生じることです。もうひとつは副露すると自分がもっている牌の一部をすべてのプレイヤーに晒すことになりますから,副露しなければ確実なものとして与えないですむ情報を,確実な情報として他のプレイヤーに与えてしまうという点です。もうひとつ,副露した牌は捨てることができませんので,捨てることができる牌はその分だけ減少します。したがって,失点をしないことだけを目指す場合は,副露は基本的に損になります。とはいえこのときのフェニックスは,加点だけを目指しているといってもいい状況なのであり,かつ2000点を獲得するだけで十分なのですから,こうしたデメリットは関係ありません。よってメリットである,テンパイへの速度を重視することになるのです。
コメント
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