スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

湘南ダービー&親のデメリット

2021-10-05 19:12:56 | 競輪
 二次予選が行われた2日目が台風の影響で順延されたため,昨日が決勝となった平塚記念。並びは新田‐小松崎の福島,郡司‐松坂の神奈川,古性‐稲川の大阪,清水‐小倉の中四国で野田は単騎。
 新田と小松崎がスタートを取りにいって新田の前受け。3番手に郡司,5番手に清水,7番手に古性,最後尾に野田で周回。残り3周のバックを出ると古性が上昇を開始。野田も続きました。残り2周のホームで古性が新田を抑えにいくと,新田は誘導を斬らずに引いたので古性が誘導の後ろに。今度は清水が上昇。すぐに古性を叩いて,バックに入るところでは先頭に。3番手に古性,5番手に野田,少し開いた6番手に郡司,また少し開いた8番手に新田というやや縦長の一列棒状になって打鐘。だれも動かなかったので清水の成り行き先行のような形に。このままの隊列でバックまで進むと新田が発進。さらに合わせて最終コーナー手前から郡司も発進。清水は直線に入ると一杯。マークの小倉の外から古性が一旦は先頭に立ちましたが,さらに外の郡司の伸び脚が優って両者を差し切って優勝。古性が4分の1車輪差で2着。小倉が4分の3車輪差で3着。
 優勝した神奈川の郡司浩平選手は4月の川崎記念以来の優勝で記念競輪11勝目。平塚記念は初優勝。このレースは開催前から有力と思われた選手がすべて決勝に進出してきたこともあってか,レース中に互いが互いを牽制し合うような内容となりました。展開面では古性が有利になったのですが,それを外から捻じ伏せましたので,郡司が力で上回っていたという見方をするべきでしょう。郡司にとっていいレースであったといえるかは微妙なところですが,立ち回りの過程で新田を後方に置くことに成功したのが大きかったとはいえそうです。

 フェニックスとパイレーツの差は19900点です。麻雀は大量に得点することも可能なゲームですので,絶対に逆転が不可能な差ではありません。しかし大量に得点を獲得するのは簡単なことではないので,難易度でみればパイレーツがフェニックスを逆転することは困難です。したがってフェニックスは,3位以下になってしまうことをそれほど心配する必要がありません。よって,麻雀の本質として示したふたつのこと,すなわち自身の得点を獲得を目指すことと,自身の失点を防ぐことというふたつの本質のうち,フェニックスは自身の得点の獲得を目指すことだけに重きを置きやすい状況にあるのです。
                                        
 ではトップであるアベマズはどうでしょうか。アベマズはこのままの状況で試合が終了すれば,トップを獲得することができます。なので失点を防止することに重きを置く状況にあるのかというと,そうでもないのです。それは,フェニックスとの差が1600点しかないからです。それがなぜ影響するかということについては,次の点に注意する必要があります。
 僕は最初に,細かい点数のやり取りを除くと,麻雀の点数のやり取りは,ひとりが点数を獲得して残りの3人が失点する場合と,ひとりが得点を獲得してひとりが失点する場合があるといいました。それは,得点の獲得の方法にふたつの場合があるからです。ここでもA,B,C,Dの4人で説明します。得点を獲得したのはAとしましょう。このとき,Aが自力で得点を獲得すると,残りの3人が失点します。しかしAの得点の獲得がBの責任で発生すると,Bだけが失点するのです。Aが親の場合,Aが自力で12000点を獲得すれば,BとCとDが4000点ずつを支払います。しかしAの12000点の獲得がBの責任で発生すると,Bがひとりで12000点をAに支払うのです。
 Aが子であった場合は異なります。Aが8000点をBの責任で獲得すると,BがAに8000点を支払うのは同じです。しかしAが自力で8000点を獲得すると,そのときの親,たとえばBは4000点,子であるCとDは2000点をAに支払います。これが親であることのデメリットのひとつです、
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