スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

兵庫ゴールドトロフィー&原因

2009-12-24 19:36:16 | 地方競馬
 今年はJBCの舞台となった園田競馬場。年末を締めくくる重賞は第9回兵庫ゴールドトロフィーです。
 ポートジェネラルの逃げを予想していましたが,大外から主張したヴァンクルタテヤマがハナへ。リミットレスビッドがいつもより前目の2番手に上がり,3番手の外にトーセンブライト。人気のラヴェリータは,発走でやや寄られたところもあり,中団内目の後方を追走。あまりペースは上がらず,ミドルペースだったのではないかと思います。
 前の3頭が雁行状態で直線に。一番外のトーセンブライトの伸び脚がよく抜け出して優勝。真中のリミットレスビッドが2着で,内目を猛然と追い上げたラヴェリータが迫るも3着まで。
 優勝したトーセンブライトは3月の黒船賞以来の勝利で重賞3勝目。どうやら現状は1400mというのが最も力を出せるようです。現時点での力関係を考えれば,リミットレスビッドと同斤というのは恵まれたのではないかと思います。
 2日連続の重賞制覇となった安藤勝己騎手は2005年以来となるこのレース2勝目。管理している加藤征弘調教師はこのレース初制覇となりました。

 第一部公理三にあるように,スピノザの哲学では,何らかの現象が生じるならば,その現象が生じる必然的な原因causaがあるとされていて,この因果論はスピノザの哲学の中心原理です。だから僕も,ある事柄の原因は何であるのかということについては,とくに大きな関心を有します。もちろんこの考え方は,スピノザが方法論としてむしろ否定するような帰納法の一種なのですが,人間が帰納法的思考をするというのはごく自然なことだと僕は考えているのです。だから,僕の肝機能障害の原因が何であるのかということ。このことについてはやはり大きな関心を抱かざるを得ないのです。
 M先生によると,一般に人間の身体humanum corpusに僕に生じているような肝機能の障害が発症する場合には,大きくふたつの原因が考えられるのだそうです。
 ひとつは飲酒。僕は最初に肝機能障害が見つかったときには飲酒をしていたわけですが,現在はまったく飲みません。だから今回の障害に関してこれが原因となったということは考えにくいのではないかと思います。
 もうひとつが激しい運動。しかし僕は運動らしい運動というのはしていません。確かに僕は散歩が趣味ですし,またこれは散歩に限らず,歩く場合には1キロを10分強で歩きますから,歩く速度だけでいえば多くの人よりも速いでしょう。しかしいくら早く歩いたからといって,所詮は歩いているだけ。それでも,僕という人間にとってはこれは十分に激しい運動なのだということは可能ではあると認めますが,一般的な肝機能障害の原因として激しい運動があげられるならば,やはり一般的にいってこれを激しい運動というのは無理があるでしょう。よってこれもこの障害の原因であるとは考えにくいのです。
 したがって,僕の肝機能障害の場合にはこれらのどちらも直接的な原因であるとは思えないです。ということで,はっきりとした原因が何であるのかということは,現時点ではまったく分からないのです。
コメント
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