スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

WILDⅡ対決&別の問題

2008-07-25 20:49:26 | NOAH
 杉浦選手を相手に初防衛を果した森嶋選手の次の相手は,抽選式シングルマッチで斎藤選手を降した力皇選手。かつてWILDⅡとして第4代GHCタッグの王者にも輝いた両者の対戦は,18日に日本武道館で行われました。
 チームが発展的解消された後,まず頭角を現したのは力皇選手で,2005年にはGHCシングル王者に。森嶋選手は怪我による離脱もありましたが,2007年にROH王者になり,実績的にはそこでようやく追いついたというところです。年齢は力皇選手が上で,プロレスデビューは森嶋選手が先。シングルでは4度対戦して力皇選手の2勝2分でした。
 よきライバル関係にあり,握手を交わして試合開始。大型日本人選手の対戦ですので,組み合い,ぶつかり合い,エルボーやラリアットの打ち合いなど,どれをとってもヘビー級らしい迫力に溢れた意地の張り合いになりました。その中では,力皇選手の張り手がかなり効果的であったという印象です。
 僕が注目していたのは,力皇選手の無双が森嶋選手を相手にきちんと決まるのかということ。しかし問題なく高々と担ぎ上げて決めました。ただこれは決め手とはならず,最後はラリアット3連発からバックドロップを決めた森嶋選手が勝ち,防衛となっています。この最後のバックドロップはこの試合3発目のものでしたが,それまでのものとは高さも角度も段違いで,とても豪快なものでした。
 試合後のリング上でのインタビューでは,前回とは異なる力強い口調で,森嶋選手自身も満足できる試合内容であったようです。そこで指名があり,次期ツアーの最終戦となる9月6日の日本武道館大会では,佐々木健介選手の挑戦が決定しています。

 ビッグがふたつ続いたので,記念競輪はしばらくお休みでしたが,明日からは小松島記念が開催されます。記念競輪に限れば4連覇中の山崎選手が中心です。

 月の場合にはこれでいいでしょう。しかしまだ別の問題が残っています。というのは,人間の精神のうちにある混乱した観念が生じるというとき,あるいはある表象像が形成されるというとき,これは月の表象像のように,必ずしもその対象が形相的に実在すると限ったわけではないからです。すなわち,月の場合のように,その対象が神の延長の属性のうちに確かに形相的に実在するといい得るような場合には,人間の精神のうちにあるそうしたものの十全な観念も混乱した観念も同一の必然性で生じるということができますが,それ自体ではそのようには考えることができない場合,つまり,延長の属性のうちにはそれ自体では実在するといい得ないようなものの混乱した観念を人間の精神が有するという場合には,このままの仕方ではこれを証明することができません。そして人間の精神というのは,実際にそうしたものの混乱した観念を形成することがあるわけです。すなわち,こりん星の観念とか,ペガサスの観念といったものはまさにそうした観念であるといえるでしょう。そこで,そうした観念が人間の精神のうちに生じる場合については,まだその実在性の問題も必然性の問題も解決されたということにはなりません。
 しかし,第二部定理三六というのは,十全な観念と混乱した観念についての一般的な定理ですから,本当はこういう場合についても妥当でなければならない筈です。そこでこうした観念について,それを第二部定理六系に訴えるとすれば,それにはどのような方法があり得るのかということを考えてみなければなりません。
コメント
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