スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

オーストラリア&情念論

2006-10-08 22:45:54 | 海外競馬
 凱旋門賞を走ったディープインパクトは4日に無事に帰国しましたが,入れ替わるように今度は栗東の角居勝彦厩舎の2頭がオーストラリアに出発。すでに現地に到着しています。遠征した1頭はデルタブルース。一昨年の菊花賞GⅠを勝ち,ジャパンカップGⅠを3着,有馬記念GⅠでも5着と好走。その後1年近く休養し,昨年は休養明け2戦目のステイヤーズステークスGⅡを制覇。今年の春は阪神大賞典GⅡの3着こそありましたが,やや不振であったというべきで,天皇賞(春)GⅠ以来の実戦となります。もう1頭はポップロック。この馬は今年の4月にようやく下級条件を勝つと,その後,中級条件を連勝。さらに日本ダービー当日の最終レースとして行われた目黒記念GⅡも勝って4連勝。やはりそれ以来の実戦になります。まず21日のコーフィールドカップGⅠに出走,さらに来月7日のメルボルンカップGⅠを目指します。僕はオセアニアの競馬には疎く,相手関係がよく分かりませんが,芝の長距離はなかなかレベルが高く,そう簡単にはいかないと思われますが,勝ち負けできないというほどのレベルではないように思います。関係ありませんが,ブルースとロックで海外遠征というのも面白い話だと思います。
 明日は盛岡で南部杯があります。ここは2頭の優勝争いとみますが,秋になって日本テレビ盃を使った分でシーキングザダイヤ◎を上位にみて,相手にかしわ記念以来のブルーコンコルド○。破綻があった場合はまずジンクライシス△,次にヒシアトラス△,そしてウツミジョーダン△という順です。
 それから共同通信社杯競輪の決勝(記事は現時点では13日の予定)。並びですが,福島3人は別れて,山崎-金成で,ここを手島-阿部の上越が追走。岡部には合志の混成ライン。あと,市田-渡辺-前田の近畿です。先行一車の山崎選手◎が有利には違いないですが,あえて別線の自力を選択した岡部選手○が怖い気もします。あと,自在に動ける市田選手▲と,山崎選手の番手の金成選手△。

 方法序説と情念論,とくに情念論の方は,哲学的考察とともに,デカルトの倫理観あるいは道徳観といったものが滲み出ています。身体論でいえばそれは,不完全である身体を完全である精神の力で統御するということであり,ここでのテーマである意志に引き付けていえば,意志の力で欲望などの感情(情念)を統御するということになります。もちろんスピノザの考えによればそれは不可能なことなのであって,現在の僕はそのスピノザの見解を支持しますが,これについては別のテーマで扱うことにします。ただ,一般的な常識からすれば,デカルトの考え方の方が自然であって(デカルトの考え方が近代・現代の一般的な考え方になったという方がたぶん正確でしょう),僕の意志の問題はそこから出発しています。この部分はすでに伏線を超えて,問題の中に入ってきていると考えていいと思います。
コメント
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