ほとんどの市場関係者は、
9月にはアメリカの量的金融緩和は縮小するだろうという予想でした。
それが、「雇用回復に確証が持てなかった」を主な理由に、
緩和縮小を見送りました。
株式市場は大いに驚き、大歓迎で、ダウ平均株価は147.21ドル高の
15676.94ドルで史上最高値を更新しました。
市場では証券購入を100~150億ドル減額するのではないかと予想していましたので、
ドル売り円買いも進みました。
では、今度はいつごろが縮小に踏み切るか。
12月ではないかという声が。
9月にはアメリカの量的金融緩和は縮小するだろうという予想でした。
それが、「雇用回復に確証が持てなかった」を主な理由に、
緩和縮小を見送りました。
株式市場は大いに驚き、大歓迎で、ダウ平均株価は147.21ドル高の
15676.94ドルで史上最高値を更新しました。
市場では証券購入を100~150億ドル減額するのではないかと予想していましたので、
ドル売り円買いも進みました。
では、今度はいつごろが縮小に踏み切るか。
12月ではないかという声が。
今日の株式市場は、先物買いがリードした由です。
通常、私たちが売買する株式は“現物”取引ですね。(4日目にお金・株の決済をします。)
それに対して、将来(3,6,9,12月)を受渡し日とするのが、
“先物”取引です。
将来の受渡し日が来る前に、買った人は売り、売った人は買い戻すことができます。
その売買について“差金決済”ができるのです。
どんなときに先物取引が行なわれるのかは、いろいろありますが、
基本的な例として、“裁定取引”があります。
例えば、今の日経平均株価と、12月ものの日経平均株価とに差があるときに、
その差額を狙うような。
こんな単純なものではありませんが、考え方の一つです。
いずれにせよ、先物価格が上がると、
それに引きずられて?現物価格が上がることもよくあります。
今日は、寄り付きに大口の先物買いが入り、
その後も断続的に、比較的大口の先物買いが入ったそうです。
通常、私たちが売買する株式は“現物”取引ですね。(4日目にお金・株の決済をします。)
それに対して、将来(3,6,9,12月)を受渡し日とするのが、
“先物”取引です。
将来の受渡し日が来る前に、買った人は売り、売った人は買い戻すことができます。
その売買について“差金決済”ができるのです。
どんなときに先物取引が行なわれるのかは、いろいろありますが、
基本的な例として、“裁定取引”があります。
例えば、今の日経平均株価と、12月ものの日経平均株価とに差があるときに、
その差額を狙うような。
こんな単純なものではありませんが、考え方の一つです。
いずれにせよ、先物価格が上がると、
それに引きずられて?現物価格が上がることもよくあります。
今日は、寄り付きに大口の先物買いが入り、
その後も断続的に、比較的大口の先物買いが入ったそうです。
昨日のニューヨーク株式市場は、
ダウ平均株価が118ドル72セント高となりました。
これは、FRBの次期議長候補とされていたサマーズ元財務長官が辞退を申しいれたこと。
もともと、サマーズ氏は量的緩和政策の効果を懐疑的に見ていた人であったため、
サマーズ氏が議長にならなければ、
緩和的金融政策が長期化するだろう、という期待から株が買われました。
一方、ナスダック市場では、
時価総額の大きい、アップルやフェイスブックが売られたため、
4.33ポイント安で終わりました。
アメリカの株式市場が極端に動く表れという感じです。
ダウ平均株価が118ドル72セント高となりました。
これは、FRBの次期議長候補とされていたサマーズ元財務長官が辞退を申しいれたこと。
もともと、サマーズ氏は量的緩和政策の効果を懐疑的に見ていた人であったため、
サマーズ氏が議長にならなければ、
緩和的金融政策が長期化するだろう、という期待から株が買われました。
一方、ナスダック市場では、
時価総額の大きい、アップルやフェイスブックが売られたため、
4.33ポイント安で終わりました。
アメリカの株式市場が極端に動く表れという感じです。
さて、大坂夏の陣が終わり、功労賞が贈られることになった際、
家康からの言葉:
「越前少将(忠直)のこの度の働きまことに立派であった。
それに、幼弟出羽守(直正)も初陣ながら勲功をたてた。
いずれもわが孫として天晴れ至極。
また、伊予守忠昌(注)の一番乗りも天晴れである。」
と。
そして、忠昌には常陸国下妻三万石を与え、さらに翌年には松代十二万石の増封。さらに、
越後国高田二十五万石に加増をしました。
一方、忠直の褒美は、家康から茶入の「初花肩衝」、秀忠からは貞宗の脇差のみで、
その後も音沙汰がありませんでした。
怒った忠直は、「初花肩衝」を床に叩きつけ、
天下の名品は真二つになってしまいました。
(注)徳川家康の次男(結城秀康)の、長男が忠直、次男が忠昌、三男が直正
家康からの言葉:
「越前少将(忠直)のこの度の働きまことに立派であった。
それに、幼弟出羽守(直正)も初陣ながら勲功をたてた。
いずれもわが孫として天晴れ至極。
また、伊予守忠昌(注)の一番乗りも天晴れである。」
と。
そして、忠昌には常陸国下妻三万石を与え、さらに翌年には松代十二万石の増封。さらに、
越後国高田二十五万石に加増をしました。
一方、忠直の褒美は、家康から茶入の「初花肩衝」、秀忠からは貞宗の脇差のみで、
その後も音沙汰がありませんでした。
怒った忠直は、「初花肩衝」を床に叩きつけ、
天下の名品は真二つになってしまいました。
(注)徳川家康の次男(結城秀康)の、長男が忠直、次男が忠昌、三男が直正
「初花」は奈良の鳥尾引拙から京都の疋田宗観に渡り、
そこから安土城にいた織田信長のものとなりますが、
本能寺の変の後、安土城は織田信雄に攻撃されて灰塵と化しますが、
その焼け跡から松平念誉が探し出して、
徳川家康に贈ったとされています。
さらに、家康から、“柴田勝家征伐祝い”として豊臣秀吉に贈られ(注)、
(注)別の説もあります。京の大文字屋栄甫から信長に渡り、信長から息子の信忠に、更に三河の豪族から家康に、家康からは大茶会の3日前の天正11年5月21日に秀吉に贈られた、とする説。
秀吉は北野大茶会でも展示したそうです。
秀吉亡き後は、
再び家康のもとにきて、徳川家の家宝として伝わったとされているのですが・・・・
ここからの「初花」の動きがおもしろい?
そこから安土城にいた織田信長のものとなりますが、
本能寺の変の後、安土城は織田信雄に攻撃されて灰塵と化しますが、
その焼け跡から松平念誉が探し出して、
徳川家康に贈ったとされています。
さらに、家康から、“柴田勝家征伐祝い”として豊臣秀吉に贈られ(注)、
(注)別の説もあります。京の大文字屋栄甫から信長に渡り、信長から息子の信忠に、更に三河の豪族から家康に、家康からは大茶会の3日前の天正11年5月21日に秀吉に贈られた、とする説。
秀吉は北野大茶会でも展示したそうです。
秀吉亡き後は、
再び家康のもとにきて、徳川家の家宝として伝わったとされているのですが・・・・
ここからの「初花」の動きがおもしろい?
やや肩の張った小さな抹茶を入れる茶入を肩衝(かたつき)と言いますが、
天下の三肩衝と言われる、
「新田」「猶柴」「初花」の中でも、
「初花」は古来“茶入肩衝の王”と言われています。
もともと楊貴妃の油壺だったと言われ、
日本陶磁史によりますと、「初花」の命名は足利義政で、
「くれないの 初花染めの色深く 思いし心 我れ忘れめや」(古今集)
に因んだものであるとしています。
また、その他の言い伝えとして、
曲真瀬道三の「草人木」には、「初花は新田より壺の開き早きに依て初花と名付けしなり」と書かれ、
「大正名器鑑」には「形状釉色優美妍麗にして天下の春に魁する初香の如しとの謂れなるべし」
と、あります。
ことほど左様に、名品中の名品であるということができます。
天下の三肩衝と言われる、
「新田」「猶柴」「初花」の中でも、
「初花」は古来“茶入肩衝の王”と言われています。
もともと楊貴妃の油壺だったと言われ、
日本陶磁史によりますと、「初花」の命名は足利義政で、
「くれないの 初花染めの色深く 思いし心 我れ忘れめや」(古今集)
に因んだものであるとしています。
また、その他の言い伝えとして、
曲真瀬道三の「草人木」には、「初花は新田より壺の開き早きに依て初花と名付けしなり」と書かれ、
「大正名器鑑」には「形状釉色優美妍麗にして天下の春に魁する初香の如しとの謂れなるべし」
と、あります。
ことほど左様に、名品中の名品であるということができます。
正常化した株式市場のもとで、公募増資が増加してきています。
企業の資金調達のうち、増資は自己資金ですから、返す必要がありませんね。
また、自己資金ですから、設備投資を含め“投資”に向けられることが多いですね。
公募増資をすれば、その分企業の配当負担も増えますが、
自信の表れとも受け取れます。
というわけで、公募増資の増加は良いことです。
ここにきて、比較的金額の大きい増資も増えてきています。
7月には、大和ハウスやオリンパスが1000億円程度の公募増資をしました。
現在検討中の大型公募増資としては、
シャープや三菱自動車などがありますが、
いずれも2000億円規模のものとなるようです。
公募増資は、もちろん、いいことばかりではありません。
発行済み株式数が増えますので、市場圧迫要因にもなります。
しかし、昨日も書きましたように、
出来高増加が期待できる今後の相場で、
吸収が可能、と判断してのことでしょう。
企業の資金調達のうち、増資は自己資金ですから、返す必要がありませんね。
また、自己資金ですから、設備投資を含め“投資”に向けられることが多いですね。
公募増資をすれば、その分企業の配当負担も増えますが、
自信の表れとも受け取れます。
というわけで、公募増資の増加は良いことです。
ここにきて、比較的金額の大きい増資も増えてきています。
7月には、大和ハウスやオリンパスが1000億円程度の公募増資をしました。
現在検討中の大型公募増資としては、
シャープや三菱自動車などがありますが、
いずれも2000億円規模のものとなるようです。
公募増資は、もちろん、いいことばかりではありません。
発行済み株式数が増えますので、市場圧迫要因にもなります。
しかし、昨日も書きましたように、
出来高増加が期待できる今後の相場で、
吸収が可能、と判断してのことでしょう。
“オリンピック・パラリンピックが東京で開催決定”後の株式市場は、
落ち着いている、というか、好ましい動きです。
まず出来高が増えたこと。
8月半ば以降の東証1部市場の売買高(金額ベース)は、
1兆円台、とりわけ26日には1兆2759億円まで減っていましたが、
今週は2兆円台にのせています。
また株数ベースでも、少ない日は10億株の半ばまで落ち込んでいましたが、
今週は、29.3億株、42.3億株、34,4億株と増えています。
かといって、“過熱”という感じもせず、
日経平均株価の25日移動平均も+5%程度の所(これ以上は過熱?)にいますし、
騰落レシオもまだ100%以下にとどまっています。
オリンピック・パラリンピックの経済効果も、
今後徐々に現実化してくることが期待できますので、
着実に、株式市場に反映していくことが望ましいですね。
落ち着いている、というか、好ましい動きです。
まず出来高が増えたこと。
8月半ば以降の東証1部市場の売買高(金額ベース)は、
1兆円台、とりわけ26日には1兆2759億円まで減っていましたが、
今週は2兆円台にのせています。
また株数ベースでも、少ない日は10億株の半ばまで落ち込んでいましたが、
今週は、29.3億株、42.3億株、34,4億株と増えています。
かといって、“過熱”という感じもせず、
日経平均株価の25日移動平均も+5%程度の所(これ以上は過熱?)にいますし、
騰落レシオもまだ100%以下にとどまっています。
オリンピック・パラリンピックの経済効果も、
今後徐々に現実化してくることが期待できますので、
着実に、株式市場に反映していくことが望ましいですね。
「喜左衛門」にまつわる一つの話。
シベリア抑留から帰還した遠州茶道家小堀宗慶が、
昭和二十五年(1950年)三月、宗慶襲名披露の茶会を開きましたが、
その折、孤蓬庵から「喜左衛門」を拝借しました。
孤蓬庵の住職・小堀実道老師は、
京都から東京への8,9時間に及ぶ列車の中、
一度もトイレに立つこともなく、
国宝の収まる箱を抱えたまま、
上京されたそうです。
シベリア抑留から帰還した遠州茶道家小堀宗慶が、
昭和二十五年(1950年)三月、宗慶襲名披露の茶会を開きましたが、
その折、孤蓬庵から「喜左衛門」を拝借しました。
孤蓬庵の住職・小堀実道老師は、
京都から東京への8,9時間に及ぶ列車の中、
一度もトイレに立つこともなく、
国宝の収まる箱を抱えたまま、
上京されたそうです。