初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

社債の発行が増えている

2012-03-21 09:48:25 | 株・いろいろ
 世の中にお金はあふれている、しかも金利が安い。

 こんな時には社債の発行が増えます。

 社債は、機関投資家など法人を対象に発行するものと、個人向けとがあります。

 どちらにしろ、現在の社債は昔と違って“担保付”というのはありません。

 したがって、発行会社が倒産したりしますと、社債も戻らないケースがほとんどです。

 2月のエルピーダメモリも発行していた社債はダメ、お金はかえりません。

 個人向けに発行される社債でも、

 安全性をみるモノサシは“格付け”ということになります。

 今、発行が予定されている社債を例にみると、

 モルガンスタンレーはA-で ANAはBBB+ となっています。

 1ランクだけモルガンスタンレーのほうが上ですから、大きな差はない?でしょうが、

 格付けの差は、発行するときの金利差にあらわれます。

 「安全だから金利は安くてもいいだろう」ということなのですね。

 格付けは安全性と有利性の綱引きになります。

 

為替相場の見通し

2012-03-20 09:56:25 | 株・いろいろ
 どんなものでも「見通し」ほど難しいものはありませんね。

 へんな?理屈を並べてもまず当たりません(笑)。

 ただ、「結果オーライ」というのはかなりあります。

 その中の一つに、「一般の人の行動」があるような気がします。

 最近の動きから:

 春の大型連休に海外旅行をしようと思っている人たちの中に、

 今、さかんに?米ドルなどの海外通貨に両替している人が多い由。

 確かに、楽しみにして貯めてきた旅行資金ですから、少しでも有利な方がいいですね。

 1000ドルを準備するのに、76円の時ならば76,000円ですが、

 83円になった今では83,000円で7,000円も違ってきます。

 金額が増えればもっとですし、もっと円安になればなおさらです。

 お土産がひとつ、ふたつ違ってきます。

 こういう一般の人の行動って、予想としてもよく当たりますよ。(笑)

今週は米住宅関連情報

2012-03-19 09:47:37 | 健康
 ここまで上げてくれば、もうひと頃のようなドキドキもないかナ?(笑)

 アメリカの相場に牽引されている動きは変わりませんので、

 これからも米景気指標動向は要注目です。

 中でも、雇用関連についてはホッとしましたね。それで、

 今週は、というと、

 住宅関連指標の発表が続きます。

 住宅は関連業界が幅広いですから、

 住宅が良いと、あとが楽しみです。

 こんな期待を裏切らない数字が出て欲しいのですが。

 皆さんも注目してください。

 

 

野村も投資適格の最低に

2012-03-18 15:14:58 | 健康
 数日間の新聞をひっくり返して見ていると、いろいろな記事が目につきます。

 証券の雄?野村の格付けを、ムーディーズはBaa2からBaa3に引き下げました。

 最近は、大手の金融機関でも格付けがどんどん下げられますから、

 今更驚くに値しませんが、一応整理しておきます。

 表現は格付け機関によって異なりますが、大文字か小文字か、+-か数字かの差ぐらいです。

 ムーディーズの場合、

 最上級はAaa(トリプルA)で信用力は最も高い、続いて

 「ダブルA」ランクで、Aa1、Aa2、Aa3と続き、

 そのあとが、俗に?“投資適格”といわれる「トリプルB」ランクとなり、

 Bbb1、Bbb2、Bbb3という順番になるのです。

 従って、Bbb3は上から7番目ということになります。

 ここから先はジャンク債などといわれるランクになってしまいます。

 金融・証券の世界は“信用”が第1ですから、頑張ってほしいですね。

 
 

 

長期金利と銀行株

2012-03-16 10:10:39 | 株・いろいろ
昨年暮れ頃から0.9%台で推移していた長期金利が、

1%台にのせてきました。

環境の変化ではありますが、

長期金利が1%上昇すると、

大手銀行で3兆5千億円、地域金融機関で2兆8千億円の、

保有国債の評価損が発生する由。

銀行の株価との関連でも、金利動向は要注目です。

景気回復基調を好感

2012-03-14 10:07:21 | 株・いろいろ
 昨日は、日銀の「ゼロ金利継続」と「資産買入基金の規模据え置き」が発表されましたが、

 株価はあんまり反応しませんでした。

 ところが、アメリカのFOMCの「米経済は穏やかに拡大を続けている」という発表には好感、さらに、

 そのあと、銀行のストレステスト結果、19行中15行がクリアには大いに反応しました。

 金融株が急騰したことなどを背景に、

 ニューヨーク・ダウ平均は217.97ドルの大幅高。

 ナスダック指数も3039.98と3000ドル大台に乗せました。

 こうなると、日本株の出遅れがますます目立ちますね。

 

日米の金融政策についての会合

2012-03-13 09:58:54 | 株・いろいろ
 今の時期、アメリカでは連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれます。

 日本では中央銀行である日本銀行の金融政策決定会合が、

 昨日、今日と開かれています。

 金融政策決定会合は、

 日銀総裁、副総裁(2名)、審議委員(6名)の合計9名で構成され、

 金利や預金準備率、金融調節の基本方針の変更などについて討議します。

 そして政策の変更の有無に関わらず、

 討議終了後(今日の午後)、日銀総裁から討議の結果が公表されます。

 景気の実情、見通しを背景にした討議ですから、

 とても重要です。


上げ相場のリード役は個人投資家

2012-03-12 10:05:36 | 株・いろいろ
 今朝の相場はまずまずしっかりで始まっています。

 その中で特徴的だと思うのは、東証2部株価指数ですね。

 30日連騰のあと一服しましたが、今朝は跳ね返してきました。

 寄り後2403ポイントまでつけました。

 終値がどうなるかはともかく、この株価指数は震災前の水準です。

 因みに、1部の震災前の水準といえば、

 日経平均株価で、3月11日が10254.43円と、

 当然ながら1万円台でした。

 先日も書きましたが、相場が上げる時には小型株から上げます。

 その動きが始まっているといえます。

 ・・・・・

 先日の証券学習協会の理事会で「今休憩している投資家向け講座の再開」を力説しました。

 これまで外国人頼りの相場は、

 「今後は個人投資家主力に変わる」動きさえ感じられます。