神馬第2弾
江嵜企画代表・Ken
神馬第2弾が完成した。日本画家、猪熊佳子先生が、12月初めの教室で、色紙に描く神馬のお手本として、2~3バリュエ―ションを用意していただいた中から上賀茂神社の神馬を選んだ。
神馬第1弾は3枚描いた。既に手元にない。神馬第2弾として2枚描いた。内1枚は嫁入り先は決めている。残り1枚の嫁入り先が決まっていなかった。それがひょんなところで決まった。
お相手は、治療の後、お庭で花の絵をたびたび描かせていただいた歯科のT先生である。話は簡単で、たまたまT先生の奥様との対話の中で、T先生が来年年男だと、この日、はじめて知ったからである。
縁とは不思議なものだと思う。決まってしまってから思うには、T先生の手許に行くべくして、はじめから決まっていたのかもしれない。色紙の神馬の顔をしげしげ見た。当然でしょうと答えているような気がした。
人生、一人抗って生きているつもりでいるが、実はそうではない。年を取ると云うことは、そういうことが曲がりなりにも分かりはじめることなのかもしれない。(了)