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竪穴式住居跡遺跡調査説明会風景(スケッチ&コメント)

2008-09-15 07:45:45 | スケッチ


竪穴式住居跡遺跡調査説明会風景

江嵜企画代表・Ken



 住吉宮町遺跡現地説明会が神戸市教育委員会主催で9月13日午後1時半から開かれた。子供連れの家族もふくめ熱心な考古学ファンが大勢集まった。担当の職員の説明に熱心に耳を傾けていた。
 住吉宮町遺跡は昭和60年(1985)にJR住吉駅南西で共同住宅建設の際発見されたときに始まり今回が45回目の調査である。東西800メートル南北600メートルの範囲に国道2号線沿いに広がっている。1000ヶ所の遺跡の80%は古墳で既に80基の古墳が発見されている。この付近の古墳は小古墳と呼ばれ縦横10メートル程度と小さい。住吉宮町7丁目遺跡では古墳時代から奈良時代にかけての竪穴式住居址9棟や溝状遺構、落ち込み状遺構、土壙〈どこう)、柱穴(ちゅうけつ)などが見つかった。
 地層には幾度も洪水の被害にあった痕跡を残している。繰り返し住居を築き集落を営んだようだとの説明を聞きながら70年前の660名の命を奪った阪神大水害や先日灘区都賀川を襲い一瞬のうちに4人がなくなった鉄砲水の恐ろしさが思い起こされた。
 神戸市で竪穴住居が発見されたのは中央区の二宮(にのみや)遺跡、北区の勝雄(かつお)遺跡についで三箇所目で極めて珍しいケースだと説明していた。
 土錘(どすい)や飯蛸壷(いいだこつぼ)などの漁労具も出土した。1500年前は海が2号線の近くにあり日常的に漁労に携わっていたことが裏付けられた。
 今回の遺構面の下層に古墳時代中期以降の遺跡が存在することがわかり、今後引き続き調査を行う予定だと説明していた。
 マンション建設を控えているため調査が終れば埋められ永遠の眠りにつく。見学者の中のあるご婦人はマンションなど建てて欲しくない。遺跡として残して欲しいと残念がっておられた。
 ただ、マンション建設を予定していた施工業者にとっては工事着工が大幅に遅れる。遺跡など見つかって欲しくないというのが本音かもしれない。
 説明会風景をスケッチした。(了)

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