（学校で教えてくれない経済学）
「①米ＡDP6月民間雇用数は15万人増（予想；16.5万増・5月:15.7万増）、失業率は４％と2年振り高い水準だった。一方、米新規失業保険申請件数は23.8万件（予想：23.5万件）だった。②NYタイムズは「バイデン氏は選挙戦から撤退を検討と語る」と伝えた。ホワイトハウスは全面否定した。」と3日、ブルームバーグ電子版が伝えた。
4日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「①投票日まであと1日。世論調査では労働党圧勝が伝えられる。しかし、まだ決めていない人が多い。若者が投票に行くかどうか。スターマー労働党党首は「必ず投票所に行って下さい。」と訴えた。②バイデン氏は関係者に選挙キャンペーン戦から降りることを検討中と語ったとＮYタイムズの報道は「嘘だ。絶対にありえない」とホワイトハウスは発表した。」と伝えた。ドイツZDFは「①ショルツ独首相は3日、2025年予算案を4日連邦議会に発表すると述べた。安全保障と経済が中心になる。②上海協力機構のカザフスタン会合が3日始まった。プーチン露大統領が参加した。狙いは孤立していないことを示すことが最大の目標だ。」と伝えた。フランス２は「あと2日となった。候補2人に絞った選挙区が410、３人が89とマクロン連合と左派連合は極右「国民連合」の多数阻止に動いた。あとは国民がどう選ぶかだ。」と伝えた。
シンガポールCNAは「金門島近海で台湾の漁船が中國海警局に拿捕された。台湾は釈放を求めている。」と伝えた。韓国KBSは「プーチン露大統領と習主席が上海協力機構会議の前日会談、互いに友人と呼び合った。」と伝えた。
実質3日、NY株式市場は4日の野米独立記念日前日で午後1時までの短縮取引で終えた。ダウは39,308ドル、23ドル、0.06%安、Ｓ＆Ｐ500は5,537と28ポイント、0.51%高、ナスダックは18,188と159ポイント、0.88%高で取引を終えた。恐怖指数VIXは12.09と0.50%上昇。米10年債利回りは4.356％と1.77%%低下。NY外為市場で1ドル=161.65円、0.18%高、1ユーロ＝174.28円、0.48%高、1英ポンド＝205.90円、0.56%高。NY原油（WTI）はバレル83.76ドル、1.15%高安、北海ブレント、同87.17ドル、1.05%高。NY金、オンス2,365.40 ドル、1.37%高。ビットコインは6万２29ドル、3.06%安で取引された。
日銀が6月27日発表した個人資産統計では2,199兆円。内現預金は1,118兆円と50.8%とほぼ横ばい。株式は313兆円と14.2％でやや増加した。岸田内閣は貯蓄から投資への一環として新NISAに期待している。今年の賃上げは平均で5.10%と発表したが、実質賃金はマイナスが続く。円安が止まらない。原材料・エネルギーの90%を輸入に依存している。円が安くなることはそのまま輸入インフレが進むことを意味する。20代の若者の資産の56%が現預金、株式が9%とやや古いが令和2年調べの金融広報中央員会のデータがある。家賃、学費、日用品含む生活費が上がる。インフレ防衛の手立ての一つとして新NISAの仕組みを学習し少しでも活用したいといかほどの若者が株式の比率を増やすか注目したい。（了）
