ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

病院抜け出し!?

2005-02-05 14:58:38 | スケッチ
Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)



近くの喫茶「いけだ」で小一時間いるといろいろの人が
出入りする。
 じっと話し込んで帰るひと、軽くお茶だけ飲んで
帰るひとさまざまである。
 
 それぞれに店を訪れるだいたい時間帯が決まって
いるようで、それぞれに、それとなく相方を待っていることが
分かる。
 
 今朝はいつも朝9時頃現れもっぱら釣りの話しをして
いた喫茶「いけだ」の馴染み客のHさんが昨日病院を
抜け出して店に現れたから、ちょっとした騒ぎになったと
マスターと客人が話題にしていた。
 
 Hさんは神戸灘浜に震災後新しく建てられた日赤病院へ
10日ほど前に、「いけだ」で倒れ、そのまま救急車に
運ばれて入院したとマスターからあとで聞いた。
 
 そのHさんが寝巻き姿、胸ははたけ、下半身はおむつ、
素足のまま靴をつっかけて、タクシーから降りて店に、
顔を出したからマスターは仰天した。即、日赤病院へ
連絡後、担当医師と看護婦さんがかけつけ、ことなきを
得たという話である。
 
 寝巻きの胸ポケットには500円玉をいれていたそうだ。
灘浜から神戸住吉までタクシー代2,200円、マスターが
立て替え払いしたと話していた。
 
 どうしてHさんは病院を抜け出したのか?
なんとも身につまされるとみなさんの話に割って
はいって聞いていた。
 
 聞いていると500円玉はいつもHさんがもっている
タバコ銭だということがわかった。

 なぜ「いけだ」を訪ねたのか?

 マスターがおとといHさんを見舞ったことが
影響したかもしれない。Hさんが「いけだ」なら
入れてもらえると思ったのではないかと
本人さしおいて勝手に話題にしていた。
 
 病名は脳梗塞という。言語中枢が麻痺しており全く
喋れない状態がつづいていたそうだ。上半身不随
であるという。
 
 泣けてくるのは看護婦さんが店に着くと
どこまでわかって、どこまでわからなくてか、
自分の前を手まねで、どーぞ、どーぞと
いわんばかりに看護婦さんに席を空ける
ジェスチャーをしたらしい。
 
 店で倒れる前に予兆はなかったのかと話に首を
突っ込んだら、神戸住吉浜で釣りの最中に昏倒、
後頭部を先月強打していたという。Hさんはもともと
余病もなく、ご自身も軽く考えていた節があったと
客のひとりが答えてくれた。
 
 歳はとりたくないなぁ。明日はわが身と話に
落ちがついた。(了)
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