ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

8才の少女・・・身体が硬くて動きがぎこちない (痩身法を考える)

2019-09-22 09:59:08 | 診断即治療と虹彩学
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8才の少女への鍼 



当院の患者さんから、お孫さんのことで相談を受けました。
話によると、
「体が硬くて動きがぎこちない」と言うのです。
何が原因なのかを診なければならないので、来院してもらうことにしました。

それでお母さんに連れられてやって来ました。
少しだけ動きを調べてみたら確かに体が硬い。
診察をする前から原因はわかっていたのですが、一応鍼灸診察をしました。
脈診や脊椎診をしてわかったことは、若干肝虚があり、右背部で経筋腱収縮牽引が起っていることでした。

これは何を意味するかと言うと、肝臓に異変が起り、肝臓に近い筋肉や腱が引き攣るように収縮して、右背部に牽引現象を起こしているということなのです。
このような場合は、肝を整えることが優先になります。

しかし、鍼灸で肝を整えても、それはその場だけになってしまうので、養生法としての食事が大きなポイントになってきます。
ですから、私はお母さんに、

「この子はお米をあまり食べてないようなので、お米を食べさせないといけないですね」と言うと、

「そう、そうなんです。この子はお米を残すんです。おかずだけ食べるんです」と言う。

それで、お米を多く食べさすために、チャーハンとかカレーライスとか、丼物のようなメニューで、お米を食べてもらうようにお願いしました。
(これがこの子の最大の治療のポイントになります)

しかし、せっかく来て頂いたので、体を少しでもしなやかにしてあげないといけない。
そこで、「筋肉や腱の捻れや捩れを整えて、少しだけ関節を動かしておきますね」と言うと、お母さんが、

「鍼をしても大丈夫です。この子は注射が好きなんです」と言う。

「注射が好きなんです」にはビックリしたのですが、とりあえずその場で体を軟らかくするには鍼灸が早いので、本人に、
「ちょっと鍼をしてみる?」と聞いたら、にこにこしながら、指を3本立て、
「3本」と言います。

「この子はほんとに注射が好きなんだ!」と思い、プッと笑ってしまいましたが、傍からお母さんが、

「この子はほんとに大丈夫です。鍼をしてください」なんて言うので、

「OK、では鍼を1本してみて、大丈夫そうだったら数を増やしますね」と言い、テストで鍼をしたら、ぜ~んぜん問題がないように思われました。
なので、写真のように1番鍼で鍼をしてのですが、痛いとも言わないし、顔をしかめることもなく、ずっとニコニコしているのです。\(◎o◎)/!

鍼をすると体が柔らかくなり、楽になるからです。

ここまで読んで気付いた方もいるかも知れませんが、この子は「複合炭水化物」を摂るのが少ない。
ということは、「炭水化物を摂らないダイエット」は、この子と同じような症状が起こるということです。
つまり、体が硬くなって「しなやかな動き」が出来なくなるのです。

その結果、筋肉や腱に障害が起こりやすくなり、ちょっとしたことでケガをします。
所謂、お米を始めとした穀物(複合炭水化物)を摂らないと、体(血管)が硬くなりやすいのです。

「ノーカーボンダイエット」(炭水化物を摂らない痩身法)というのがあります。
炭水化物を摂らないと、確かに痩せてきます。
しかし、そのダイエットを止めたとたんに元に戻ります。
即ち、根本的には解決されてないと考える方がいいわけです。

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