ダリア
江嵜企画代表・Ken
春から初夏にかけては、花の季節である。例の神戸三宮にある、フラワーショップ「潤」にも、日替わりで新しい花が棚に並べられる。見ているだけで楽しくなる。ことに木曜日は大量に入荷することとお値段が安いことから、二重に「お得」ということで、店を訪れる人も圧倒的に多い。
JR神戸線に乗れば、快速で6分、普通でも9分で三宮に出られる。日本画家の森田りえ子さんは、「神戸は風が流れているから好きだ」とよく言われる。神戸っ子を大いに納得させる言葉である。街がきれいだから、時間があればつい、足を向けてしまう。
棚の中でダリアに目がとまった。帰宅してヤフーのブログをたたいた。キク科の多年草で、夏の花として日本でもなじみの花で、ダリアという名は、18世紀のスエ―デンの植物分類学者「アンドレアス・ダ―ル」にちなんだと出ていた。
日本には19世紀中ごろに、オランダまたはポルトガルから伝えられた。「天竺牡丹」という名がつけられた。明治時代から日本でも育種が盛んになったそうだ。世界中で2~3万を超える品種がある。品種数ナンバーワンの花である。色もさまざまある。草丈も30センチのもから5~6メートルのものまである。
えんじ色で花弁の先が白残しの花を選んだ。最近は、買って帰ってしばらくベランダに置いている。今朝見たら、つぼみだったはずが、開いて立派な花になっていた。買った時に咲いていた花をメインにスケッチした。次々とつぼみも膨らんできている。しばらくは、ダリアの花見が楽しめそうだ。(了)