ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

神戸御影公会堂

2005-02-03 14:00:48 | スケッチ
Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)



JR住吉駅と六甲道駅のほぼ中間、国道2号線に面した
ところに神戸御影公会堂がある。
 
 2月2日、震災10周年を記念して、近くの市場と
協賛でバザー、映画会が開かれていた。
 
 公会堂の地下1階に食堂があり、@1,000円前後で
スープ、飲み物付きでランチが食べられる。
 
 御影公会堂は昭和8(1933)年に清酒「白鶴」の
創始者の嘉納家の援助により建てられてという。
公会堂も先の阪神淡路大震災で壊滅的打撃を受けた。

 嘉納家は白鶴美術館も建てた。 
嘉納家のような篤志家は、戦前は美術館、学校など
公共の建物に寄付した。
 
 阪神間では例えば灘中、灘高は清酒『桜正宗』、
甲陽学院は酒造『白鷹』の創業者が設立した。
 
 作家の堺屋太一さんの話では、今の日本の税制は
金持ちが寄付しづらいように出来ているからだそうだ。
堺屋さんは、余計なことだが、と前置きして、
税務署員が金持ちにあまり好意を持っておらず、
寄付の出所を事細かく追跡するからだと
話しておられたことを聞いたことがある。
 
 日本でも資産家にどんどん寄付させるように
すれば芦屋市のように美術館を閉鎖に追い
込んだリ、シンフォニーフォールの運営が危うくなる
事態は多少とも避けられるかもしれないと
思うが世の中そんな甘くないのだろうか。

 お金のことを心配しながら、バイオリンを
ひいたり、絵を描いていてもろくな作品が
出来ないだろうと素人でも思う。

 御影公会堂の食堂には沢山の絵が飾られている。
しかし、いかにも古臭い。神戸在住の絵描きさんの最近の
作品もあると聞いたが、ご多分にもれず予算がなく
いい絵が買えないのだと食堂のマスターが
ぼやいていた。(了)

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米0.25%利上げ、6期連続、年2.5%ー

2005-02-03 12:43:05 | 経済学
学校で教えてくれない経済学・・・江嵜企画代表


 米FOMC(公開市場委員会)は、短期の目標金利を6期
連続で0.25%引き上げ、年2.5%とすると発表した。
昨年6月には1.0%であった。
 
 NYダウは予測通りとして、投資家に安心感が広まり
44ポイント上昇した。まずは、マーケツトは利上げを
歓迎したことになる。
 
 NY外国為替市場は、ユーロは、1ユーロ=1.3042ドルから
1ユーロ=1.3033ドルへ下げた。ドルは1ドル=103.67円から
1ドル=103.89円へ上げた。米利上げにより対ユーロ、対円ともに
金利差拡大を材料にした。
 
 NY原油WTI先物相場は、バレル43セント下げ46.69ドルで
取引された。米石油製品在庫が予想を上回ったことを材料に
値段を下げた。
 
 NY株式市場は利上げ幅と合わせて同時に発表される米FRB
(連邦準備制度理事会)声明文を注目していたが、12月14日と
ほぼ同じ表現であった。
 
 声明文によれば、「景気は穏やかに回復している。雇用は
徐々に改善している。」と述べた。さらに声明文は、「インフレは
十分抑えられている。成長と物価安定はラフに見て均衡しており、
慎重に利上げを続ける。」と述べた。
 
 一部のNY株式市場関係者は、「米FRBは必要とあれば、
インフレを抑えるために利上げを加速する権利は留保した。
ただ、人々は両足で川に入ろうとしていない。しかし、
川底につけていた足首を離すかもしれない。」と興味深い
表現で話している。
 
 今回のFOMCでは、メンバー19名の内投票権を持つ
12名全員が0.25%上げに賛成した。
 
 今回のFOMCの0.25%利上げで、次回(3月22日)
そのあとの会合(5月3日)ともに0.25%引き上げ、
都合3.0%とするが、6月後半の会合も0.25%
引き上げるか意見が分かれているようだ。ただ、
年末までには3.5%まで利上げられるとの
予測が一般的である。
 
 グリーンスパンFRB議長は、2週間以内に
議会証言を予定しているが、関係者の見方では
目新しい発言はないとの観測が一般的である。
 
 米国の金利が上記予測どおりのペースで
上昇すれば、事実上ゼロの異常な低金利の
日本と金利差が一段と拡大する。
 
 為替面ではどのような影響がでるのであろうか。
日米の金利差拡大からドルが対円でより買われ易くなる。
米国の双子の赤字を材料にした一方的なドル売りから
金利差を材料にしたドル買い円売りの流れが強まる
可能性が出てくると為替専門家の見方が多い。
 
 米国の短期金利が上げれば、長期金利引き上げに当然
影響する。米国債の利回りが上昇(相場は下落)すれば
米住宅ローン金利は連動して上昇する。そうなれば
米景気の牽引車である住宅需要にブレーキがかかる。
 
 本日発表予定のブッシュ大統領の一般教書で、米財政を
より緊縮的にする姿勢がいままで以上に鮮明に出されると
米景気に対してはより抑え気味に働くであろう。

 それでも敢えて米国政策当局は0.25%利上げし2.5%とした。
今年末には年3.5%までの利上げを視野にいれているようだ。

 深海魚のように全く動きのない日本という国の異常な姿が
金利政策面でも改めて浮き彫りにされた。しかしながら、
政治家も国民ひとりひとりもその異常さに気付こうとしない
怖さがある。(了)

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