しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

アーロと少年

2016年03月13日 23時39分56秒 | 作品名(あ行)
第396回「素敵なことを素敵だと思える心を持っていたい。」
なんだか月一更新みたいになってしまっていますが、こういうのって無理しないことが長続きのコツだと思うので、あくまで自分のペースで行こうと思います。って誰に言い訳しているんだろう・・・とにかく観たい映画が少ないことは確かです。ブログの為に無理して興味の無い作品を鑑賞してもいいブログが書けないと思っているので、あえて枯渇感を自分に与えていました。で久しぶりに観た映画はピクサー作品「アーロと少年」です。

6500万年前に地球に衝突するはずだった隕石は、そのまま素通りし地球には恐竜たちの支配が続く世界があった。大型草食恐竜アパトサウルスの男の子「アーロ」は臆病で身体が小さいことで兄妹からも馬鹿にされ、両親も将来を心配していた。ある日、家族の食料を保存しておくサイロに忍び込んだ人間の子供を追い払おうとするが、心優しいアーロはそのまま逃がしてしまう。彼の将来を心配した父親は一緒に捕まえようと、アーロと共に少年を追いかけるが、鉄砲水によって命を落としてしまう。自分のせいで父親を死なせてしまったと心にキズを負ったアーロ。後日、再びサイロに忍び込んでいた少年を見つけたアーロは、今度こそはと少年を追いかけた。しかし、アーロは誤って川へ落ちてしまい流されてしまった。なんとか助かったアーロだったが、見知らぬ土地で一人ぼっちになり怯えていた。そんな彼のそばにはあの少年がいた。アーロと少年は一緒に家族の待つ場所へと旅を始めるのだった。

脚本のプロットは極めてシンプルだ。川に流され家族から離れてしまった臆病なアーロが言葉の通じない人間の少年と共に、家を目指して旅をする。その道中には数々の困難や新たな出会いがあり、大人へと成長していくというもの。とくに難しい伏線も奇抜などんでん返しもない。しかし、相変わらずピクサーは見事な作品を作るなぁ。というのが率直な感想です。ピクサー作品を愛して止まない私も全部の作品が大好きというわけではありません。期待外れだった作品もいくつか存在します。ジョン・ラセターが作り上げたピクサーですが、ディズニーに子会社化され、組織が大きくなれば、最初に持っていた信念や精神みたいなものは薄れていってしまうものなのかな?と思っていました。それでもこの「アーロと少年」という作品はピクサーらしさをちゃんと継承した作品でした。

大人が鑑賞するには物足りなさを感じる人もいるかも知れません。でもこの作品がとても素敵なことを伝えようと作られた作品だと思います。その気持ちを素直に受け取れる心を持っていたいと思った作品でした。

そしてお話の内容以上に個人的に驚いたのはCGの見事さでした。登場するキャラクター達は多少アニメチックにデフォルメされたデザインなのですが、彼らの周りにある風景は全てが自然の風景、特に物語の鍵になる「水」の表現は見事でした。時には水飲み場での穏やかな水面、時には豪雨による鉄砲水が激しく襲いかかる、CGでは特に難しいといわれる水の様子がこの作品にはとても多く登場します。それがあまりにも見事であり、自然なのです。技術の発達に驚くと共に製作陣の手間を考えると驚くばかりでした。

作品の点数は限りなく満点に近い★★★★☆です。是非、お子さんを連れて家族で観て欲しい作品であることは間違いありません。マイナス点はも少し各キャラクターとの交流が深く描けていたら面白かったと思ったので少しマイナスさせてもらいました。それでも草食恐竜が畑を耕したり、肉食恐竜が牛を飼ったりという、普通の暮らしを描くアイデアはお見事だったと思います。

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