第147回「またレベルを上げたウォルト・ディズニー」
日本でアニメ界の先駆けといえば、「手塚治虫」を思い出します。ではアメリカでといえば、もちろん「ウォルト・ディズニー」を置いて他にはいないでしょう。多くの魅力的なキャラクターがいて、多くの子供達に夢を与えて来ました。しかし、ここ最近はかつての隆盛を誇っていた頃の勢いは見られなく、作られる映画もマンネリ感を強く感じていました。(これはあくまで個人的な感想ですが。)
今夜の作品はそのディズニー制作の「ボルト」です。
なぜ私がそんなマンネリ化しているディズニー映画を観ようと思ったのかといえば、それは製作総指揮に名を連ねたある人の存在があります。
彼の名前はジョン・ラセター。ピクサー・アニメーション・スタジオを率いて、名作CGアニメを次々と作り出した人物です。かつてピクサーはあくまで独立したアニメ制作会社に過ぎませんでした。その映画を配給していたのがディズニーでした。しかし、ピクサーの作り出す映画は名作ばかりで、次々とアカデミー長編アニメ部門などを受賞し、CGアニメと言えば「ピクサー」と言われるほどになりました。私自身もピクサー作品の大ファンです。
そんな素晴らしい会社を、ただの配給会社という立場では、いずれディズニーから離れてしまう。そう考えた、かつての勢いを失いかけていたディズニーはピクサーという会社を買収しました。そのことでディズニー映画がどのように変わるのか凄く興味があり今夜の「ボルト」を観に行く事にしました。
物語はペニーという女の子と飼い犬ボルトが主人公。ペニーには優秀な科学者の父親がいました。彼によって改造されたボルトは、スーパーパワーを持つようになりました。しかし、その科学者としての才能を世界征服に使おうとする悪の組織。誘拐されてしまった父親を助ける為に日々戦い続けるペニーとボルト。というのは全てドラマの中のお話。ボルトとペニーは人気ドラマの出演者。しかし、ボルトは演技に迫力を出す為と、ドラマの中を現実として教えられ、ペニーが悪の組織に狙われていると思い込んでいます。
ある日、悪の組織にさらわれてしまったペニーを追いかけて飛び出してしまったボルト。彼は今までの現実が全てドラマであったと知らされます。それでもペニーの元へ帰る為に長い旅に出るというお話。
作品の点数は★★★★★です。ディズニー映画ですから、もう何も心配せず安心して観ていられる映画なのは間違いありませんが、脚本も良く出来ていますし、ホロリとさせられる所もあり、文句の付け所のない作品でした。
いたるところにピクサーっぽさが滲み出ていて、彼を制作総指揮に迎えたことは間違いでなかったと心から思いました。
ピクサーを手に入れたディズニーはこれからも素晴らしい作品を作っていくことでしょう。さらにレベルアップしたディズニーに期待しています。
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日本でアニメ界の先駆けといえば、「手塚治虫」を思い出します。ではアメリカでといえば、もちろん「ウォルト・ディズニー」を置いて他にはいないでしょう。多くの魅力的なキャラクターがいて、多くの子供達に夢を与えて来ました。しかし、ここ最近はかつての隆盛を誇っていた頃の勢いは見られなく、作られる映画もマンネリ感を強く感じていました。(これはあくまで個人的な感想ですが。)
今夜の作品はそのディズニー制作の「ボルト」です。
なぜ私がそんなマンネリ化しているディズニー映画を観ようと思ったのかといえば、それは製作総指揮に名を連ねたある人の存在があります。
彼の名前はジョン・ラセター。ピクサー・アニメーション・スタジオを率いて、名作CGアニメを次々と作り出した人物です。かつてピクサーはあくまで独立したアニメ制作会社に過ぎませんでした。その映画を配給していたのがディズニーでした。しかし、ピクサーの作り出す映画は名作ばかりで、次々とアカデミー長編アニメ部門などを受賞し、CGアニメと言えば「ピクサー」と言われるほどになりました。私自身もピクサー作品の大ファンです。
そんな素晴らしい会社を、ただの配給会社という立場では、いずれディズニーから離れてしまう。そう考えた、かつての勢いを失いかけていたディズニーはピクサーという会社を買収しました。そのことでディズニー映画がどのように変わるのか凄く興味があり今夜の「ボルト」を観に行く事にしました。
物語はペニーという女の子と飼い犬ボルトが主人公。ペニーには優秀な科学者の父親がいました。彼によって改造されたボルトは、スーパーパワーを持つようになりました。しかし、その科学者としての才能を世界征服に使おうとする悪の組織。誘拐されてしまった父親を助ける為に日々戦い続けるペニーとボルト。というのは全てドラマの中のお話。ボルトとペニーは人気ドラマの出演者。しかし、ボルトは演技に迫力を出す為と、ドラマの中を現実として教えられ、ペニーが悪の組織に狙われていると思い込んでいます。
ある日、悪の組織にさらわれてしまったペニーを追いかけて飛び出してしまったボルト。彼は今までの現実が全てドラマであったと知らされます。それでもペニーの元へ帰る為に長い旅に出るというお話。
作品の点数は★★★★★です。ディズニー映画ですから、もう何も心配せず安心して観ていられる映画なのは間違いありませんが、脚本も良く出来ていますし、ホロリとさせられる所もあり、文句の付け所のない作品でした。
いたるところにピクサーっぽさが滲み出ていて、彼を制作総指揮に迎えたことは間違いでなかったと心から思いました。
ピクサーを手に入れたディズニーはこれからも素晴らしい作品を作っていくことでしょう。さらにレベルアップしたディズニーに期待しています。
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