今日でリオデジャネイロ・オリンピックも終了(日本時間では明日22日)日本人選手のメダル・ラッシュに沸いた大会となりました。
この期間中、日本中に衝撃が走った大きな話題と言えば『SMAPの解散』。今年1月の独立騒動が終結した後、ジャニー社長が「解散は無い」と言っていたようですが、今年の12月31日をもって解散。昨年11月に就任していた「パラリンピック応援サポーター」も、SMAPが解散を発表したことを受け、公式サイトを通じて応援活動の終了を発表。まだまだ混乱は続きそうです。
私もSMAPは好きなグループ。特に「SMAP×SMAP」の「ビストロスマップ」が大好きで、CDは持っていないのに、レシピ本は揃えていたりします。25周年記念コンサートを楽しみにしていたファンも多いし、親子でコンサートに行ける国民的アイドルだっただけに、解散は残念でなりません。ネットで関連記事を読むと、ジャニーズ事務所に裏事情があるようですが、解散はしても独立はしないなら、またSMAPのメンバーで活動できることを、心から祈っています。
さて、今から35年前の1974年8月22日は、ルネ・シマールの2回目の来日初日でした。
第3回東京音楽祭世界大会でのグランプリとフランク・シナトラ賞受賞後、ファン待望の再来日であったためもあり、TVや雑誌でも大きく取り上げられました。
今回紹介いたします記事は、ルネと一緒に旺文社の学習雑誌『中一時代』の1975年のメイン・キャラクターになった、山口百恵さんとのことを報じたものです。
すでにこの2回目の来日では、2人の共演は決定しており、広告用ツー・ショット写真や、その撮影の様子などが『中一時代』の記事になりました。また、『中二時代』、『中三時代』でもルネについて大きく取り上げられ、閉じ込みポスターが何度も付けられました。
この記事で「ルネの意中の人は山口百恵」と報じていますが、共演に向けての話題作りだったのだろうと推測しています。もちろん、初来日で会っていたので、再会を楽しみにしていたのは確かですが、ルネは、「日本の女の子の印象は?」とか、「どんな女の子が好き?」という、外国人タレントやティーン・アイドルにする定番の質問の中で、「百恵ちゃん、かわいいね。」などと答えていましたから、カナダと日本のビッグ・アイドルの共演は、話題作りにはもってこいだったと思います。
▲『週刊明星』1974年9月5日号より
ルネ、再来日で400人のファンが熱狂
●なんと、彼の意中の女性は山口百恵、「早く会いたい…」
“小さな王者”ルネ・シマール(13歳)は、いまやポップス界の“偉大な王者”になろうとしている。
8月22日午後7時10分、ルネの再来日を迎えた羽田空港は、上を下への大騒ぎ。
※ ※
この日、空港のロビーに押しかけたファンの数は300~400人。ルネがゲートから姿を現わすや、たちまち大混乱におちいった。
「ルネ、こっち向いてッ」
「キャーッ」
黄色い嬌声がロビー内に飛びかう。が、警備陣も万全のかまえ。約20人の空港警察官が、すばやくルネのまわりを取り囲んだ。
そしてそのまま、裏口に待たせてあったハイヤーへ、あずき色のベンツは、ファンのうらみを残して、宿泊の東京プリンスホテルに向かった。
翌日、同ホテルのゴールデンカップの間で、午後2時から1時間半にわたって、記者会見が行なわれた。
愛敬たっぷりに受け答えするルネ。13歳の少年とは思えない落ち着きぶりだ。
『東京音楽祭』で『ミドリ色の屋根』をうたって優勝した自信は、その後のルネを大きく成長させたようだ。
いまや母国のカナダばかりではなく、アメリカでも“スーパー・アイドル”として人気を集めている。
ルネを取り巻くはなやかな話題は多い。来年春、エリザベス・テーラーとミュージカル『ブルーバード』で共演する話もまとまっている。
これはアメリカをはじめ、ソ連、パリでも公演される予定だ。
レコード会社『MCA』と、2年間100万ドルの契約金で専属の話も進行中。郷里・カナダのケベック市では、家が観光バスのルートに組み込まれているほどの人気者なのである。
そのルネにも、いま、ささやかな不満がある。『東京音楽祭』の賞品としてもらった時価248万円の高級腕時計が、まだ手元に渡っていないことだ。
じつは、カナダの法律によると、未成年者が得た仕事上の報酬は、すべて18歳になるまで国家が保管することになっている。ルネが賞品の時計を、完全に自分のものにするには、あと5年は待たなければならないわけである。
もっかのところルネは、月1回の“対面”を許されているだけ。「故障を事前に防止するため」という理由で、許可されたものらしい。
ついでに紹介すれば、もっかカナダ政府が保管しているルネのギャラは約2億円。10歳で歌の世界にデビューしていらい、3年間で、なんと2億円もためた計算になるわけだ。
さて、そのルネが、ふたたび日本で巻き起す旋風は、はたしてどういうことになるか。
9月4日、大阪厚生年金会館で開かれる『ユニセフ・チャリティー・ショー』を皮切りに、9月14日、15日の両日、東京・渋谷公会堂で、本格的なコンサートを開く。
そこでは新曲『小さな生命』が披露される。
が、それよりも、やっぱり気になるのは、山口百恵との“仲”にちがいない。
『東京音楽祭』で顔を合わせたふたりは、すっかり意気投合。今回の来日でルネがもっとも楽しみにしているのは、山口百恵との再会だ、ともいわれている。
9月20日に離日するまでの30日間、ふたりの“仲”が、ファンをやきもきさせることになるかもしれない。
▲『中一時代』1975年のメインキャラクターに選ばれた2人 2回目の来日で、年間購読予約の広告や特別増刊号のための撮影が行われ、その様子は『中一時代』に掲載されました(左) 右は特別増刊号の折り込みポスター
仏系カナダ人のルネにとって、ほっぺにキスはあいさつ。アグネス・チャンさんや桜田淳子さんなど、当時の女性アイドルにキスするルネの記事は過去ログでも紹介していますが、『中三トリオ』ではどちらかといえば森昌子派だった私は、『中一時代』特別増刊号のポスターがきっかけで、かなり長い間、私は山口百恵さんを好きになれませんでした(笑)。
ちなみにその当時、仲良し4人組の1人は西城秀樹ファン。1人は郷ひろみファンで、もう1人は野口五郎ファン、そして私がルネ・シマール・ファンでした。好きなスターが重なっていなかったおかげで、私の当時のルネ記事コレクションは、芸能雑誌を買わなくても増えていったのでした。さらに、郷ひろみファンの彼女は後に長渕剛ファンで、私が志穂美悦子(本名:長渕悦子 元JAC所属のアクション女優)ファンだったりします。
ルネの来日が無くなり、ルネ・ファン・クラブ「メープル・メイツ」が閉鎖し、カナダのファン・クラブも閉鎖になった後は、千葉真一氏が出演したTVドラマ『キーハンター』がきっかけで、もともと東映アクション映画が好きだった私は、JAC(ジャパン・アクション・クラブ 現JAE:ジャパン・アクション・エンタープライズ)にのめり込んでいったのでありました。
話は変わりますが、先週8月13日(土)に大好評のうちに千秋楽を迎えたミュージカル『メリー・ポピンズ』ですが、リハーサル中の舞台に、ルネの娘ロザリーが『メリー・ポピンズ』のボディー・ペインティングをして現れ、そのサプライズ映像と画像がfacebookで公開されました。
▲『メリー・ポピンズ』のボディー・ペインティングをしたルネの娘ロザリー
▲左:『メリー・ポピンズ』の出演者たちと一緒に
右:左からルネ、妻マリー=ジョゼ、メリー・ポピンズ役のジョエル・ランクトー、娘ロザリー
そして、Mr.バンクス役のために口髭をたくわえたルネと千葉真一氏(別名義 和千永 倫道)、20歳前後のルネと真田広之氏(1960年10月12日生まれ)が似て見えてしまうのは私だけ?
▲千葉真一氏とルネ
▲20歳頃の真田広之氏とルネ
ルネの来日が途絶えてからずっと後になって、20歳前後のルネの写真を初めて見た時、JACのメンバーで若手人気俳優だった真田広之氏と髪型がほぼ同じで、顔も鍛えられた体も似ていることに驚いたことを覚えています。過去ログで記事にしたマイケル・Jフォックス氏も同様に、好きな男性のタイプが一貫しているってことかしら?…なんて、思ってしまうシマ姉です(爆)。
今回はとりとめもなく、まとまりのない話になってしまいました。
朝晩はずいぶん過ごしやすくなってきましたが、まだまだ残暑厳しき折、ルネ友のみなさまも、オリンピック観戦で寝不足続きだと思いますので、体調には十分気を付けてくださいね!
この期間中、日本中に衝撃が走った大きな話題と言えば『SMAPの解散』。今年1月の独立騒動が終結した後、ジャニー社長が「解散は無い」と言っていたようですが、今年の12月31日をもって解散。昨年11月に就任していた「パラリンピック応援サポーター」も、SMAPが解散を発表したことを受け、公式サイトを通じて応援活動の終了を発表。まだまだ混乱は続きそうです。
私もSMAPは好きなグループ。特に「SMAP×SMAP」の「ビストロスマップ」が大好きで、CDは持っていないのに、レシピ本は揃えていたりします。25周年記念コンサートを楽しみにしていたファンも多いし、親子でコンサートに行ける国民的アイドルだっただけに、解散は残念でなりません。ネットで関連記事を読むと、ジャニーズ事務所に裏事情があるようですが、解散はしても独立はしないなら、またSMAPのメンバーで活動できることを、心から祈っています。
さて、今から35年前の1974年8月22日は、ルネ・シマールの2回目の来日初日でした。
第3回東京音楽祭世界大会でのグランプリとフランク・シナトラ賞受賞後、ファン待望の再来日であったためもあり、TVや雑誌でも大きく取り上げられました。
今回紹介いたします記事は、ルネと一緒に旺文社の学習雑誌『中一時代』の1975年のメイン・キャラクターになった、山口百恵さんとのことを報じたものです。
すでにこの2回目の来日では、2人の共演は決定しており、広告用ツー・ショット写真や、その撮影の様子などが『中一時代』の記事になりました。また、『中二時代』、『中三時代』でもルネについて大きく取り上げられ、閉じ込みポスターが何度も付けられました。
この記事で「ルネの意中の人は山口百恵」と報じていますが、共演に向けての話題作りだったのだろうと推測しています。もちろん、初来日で会っていたので、再会を楽しみにしていたのは確かですが、ルネは、「日本の女の子の印象は?」とか、「どんな女の子が好き?」という、外国人タレントやティーン・アイドルにする定番の質問の中で、「百恵ちゃん、かわいいね。」などと答えていましたから、カナダと日本のビッグ・アイドルの共演は、話題作りにはもってこいだったと思います。
▲『週刊明星』1974年9月5日号より
ルネ、再来日で400人のファンが熱狂
●なんと、彼の意中の女性は山口百恵、「早く会いたい…」
“小さな王者”ルネ・シマール(13歳)は、いまやポップス界の“偉大な王者”になろうとしている。
8月22日午後7時10分、ルネの再来日を迎えた羽田空港は、上を下への大騒ぎ。
※ ※
この日、空港のロビーに押しかけたファンの数は300~400人。ルネがゲートから姿を現わすや、たちまち大混乱におちいった。
「ルネ、こっち向いてッ」
「キャーッ」
黄色い嬌声がロビー内に飛びかう。が、警備陣も万全のかまえ。約20人の空港警察官が、すばやくルネのまわりを取り囲んだ。
そしてそのまま、裏口に待たせてあったハイヤーへ、あずき色のベンツは、ファンのうらみを残して、宿泊の東京プリンスホテルに向かった。
翌日、同ホテルのゴールデンカップの間で、午後2時から1時間半にわたって、記者会見が行なわれた。
愛敬たっぷりに受け答えするルネ。13歳の少年とは思えない落ち着きぶりだ。
『東京音楽祭』で『ミドリ色の屋根』をうたって優勝した自信は、その後のルネを大きく成長させたようだ。
いまや母国のカナダばかりではなく、アメリカでも“スーパー・アイドル”として人気を集めている。
ルネを取り巻くはなやかな話題は多い。来年春、エリザベス・テーラーとミュージカル『ブルーバード』で共演する話もまとまっている。
これはアメリカをはじめ、ソ連、パリでも公演される予定だ。
レコード会社『MCA』と、2年間100万ドルの契約金で専属の話も進行中。郷里・カナダのケベック市では、家が観光バスのルートに組み込まれているほどの人気者なのである。
そのルネにも、いま、ささやかな不満がある。『東京音楽祭』の賞品としてもらった時価248万円の高級腕時計が、まだ手元に渡っていないことだ。
じつは、カナダの法律によると、未成年者が得た仕事上の報酬は、すべて18歳になるまで国家が保管することになっている。ルネが賞品の時計を、完全に自分のものにするには、あと5年は待たなければならないわけである。
もっかのところルネは、月1回の“対面”を許されているだけ。「故障を事前に防止するため」という理由で、許可されたものらしい。
ついでに紹介すれば、もっかカナダ政府が保管しているルネのギャラは約2億円。10歳で歌の世界にデビューしていらい、3年間で、なんと2億円もためた計算になるわけだ。
さて、そのルネが、ふたたび日本で巻き起す旋風は、はたしてどういうことになるか。
9月4日、大阪厚生年金会館で開かれる『ユニセフ・チャリティー・ショー』を皮切りに、9月14日、15日の両日、東京・渋谷公会堂で、本格的なコンサートを開く。
そこでは新曲『小さな生命』が披露される。
が、それよりも、やっぱり気になるのは、山口百恵との“仲”にちがいない。
『東京音楽祭』で顔を合わせたふたりは、すっかり意気投合。今回の来日でルネがもっとも楽しみにしているのは、山口百恵との再会だ、ともいわれている。
9月20日に離日するまでの30日間、ふたりの“仲”が、ファンをやきもきさせることになるかもしれない。
▲『中一時代』1975年のメインキャラクターに選ばれた2人 2回目の来日で、年間購読予約の広告や特別増刊号のための撮影が行われ、その様子は『中一時代』に掲載されました(左) 右は特別増刊号の折り込みポスター
仏系カナダ人のルネにとって、ほっぺにキスはあいさつ。アグネス・チャンさんや桜田淳子さんなど、当時の女性アイドルにキスするルネの記事は過去ログでも紹介していますが、『中三トリオ』ではどちらかといえば森昌子派だった私は、『中一時代』特別増刊号のポスターがきっかけで、かなり長い間、私は山口百恵さんを好きになれませんでした(笑)。
ちなみにその当時、仲良し4人組の1人は西城秀樹ファン。1人は郷ひろみファンで、もう1人は野口五郎ファン、そして私がルネ・シマール・ファンでした。好きなスターが重なっていなかったおかげで、私の当時のルネ記事コレクションは、芸能雑誌を買わなくても増えていったのでした。さらに、郷ひろみファンの彼女は後に長渕剛ファンで、私が志穂美悦子(本名:長渕悦子 元JAC所属のアクション女優)ファンだったりします。
ルネの来日が無くなり、ルネ・ファン・クラブ「メープル・メイツ」が閉鎖し、カナダのファン・クラブも閉鎖になった後は、千葉真一氏が出演したTVドラマ『キーハンター』がきっかけで、もともと東映アクション映画が好きだった私は、JAC(ジャパン・アクション・クラブ 現JAE:ジャパン・アクション・エンタープライズ)にのめり込んでいったのでありました。
話は変わりますが、先週8月13日(土)に大好評のうちに千秋楽を迎えたミュージカル『メリー・ポピンズ』ですが、リハーサル中の舞台に、ルネの娘ロザリーが『メリー・ポピンズ』のボディー・ペインティングをして現れ、そのサプライズ映像と画像がfacebookで公開されました。
▲『メリー・ポピンズ』のボディー・ペインティングをしたルネの娘ロザリー
▲左:『メリー・ポピンズ』の出演者たちと一緒に
右:左からルネ、妻マリー=ジョゼ、メリー・ポピンズ役のジョエル・ランクトー、娘ロザリー
そして、Mr.バンクス役のために口髭をたくわえたルネと千葉真一氏(別名義 和千永 倫道)、20歳前後のルネと真田広之氏(1960年10月12日生まれ)が似て見えてしまうのは私だけ?
▲千葉真一氏とルネ
▲20歳頃の真田広之氏とルネ
ルネの来日が途絶えてからずっと後になって、20歳前後のルネの写真を初めて見た時、JACのメンバーで若手人気俳優だった真田広之氏と髪型がほぼ同じで、顔も鍛えられた体も似ていることに驚いたことを覚えています。過去ログで記事にしたマイケル・Jフォックス氏も同様に、好きな男性のタイプが一貫しているってことかしら?…なんて、思ってしまうシマ姉です(爆)。
今回はとりとめもなく、まとまりのない話になってしまいました。
朝晩はずいぶん過ごしやすくなってきましたが、まだまだ残暑厳しき折、ルネ友のみなさまも、オリンピック観戦で寝不足続きだと思いますので、体調には十分気を付けてくださいね!
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