ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

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「去年の夏」のレコード

2014年07月05日 | ミドリ色の屋根の頃
 ルネ友のみなさま、朗報です!!

 去る6月30日の「ラ・プレス・カナディエンヌLa Presse Canadienne」が報じた記事によると、ルネのデビュー45周年にあたる2015年3月に新譜がリリースされること、そしてルネに今年のカナダ勲章が授与されたことがわかりました!

 カナダの建国記念日に当たる7月1日を前に発表されたこれらの報道により、1日当日fasebookのルネ・ファンの間では、その話題で持ちきりでした。
 今年はルネの来日40周年であることも話題になっていましたが、ルネの新曲は2003年にリリースされた"Hier... encore"以来12年ぶりということになります。ケベックでは、ルネがさらに円熟した歌声を聴かせてくれることに期待を寄せていることでしょう。

René Simard lancera un nouveau disque pour ses 45 ans de carrière
ルネ・シマールはデビュー45周年に新譜をリリースする

 「このアルバムは、私からの素敵な贈り物になるでしょう。」と、記者に電話で語ったルネ。
 全て新曲で構成され、曲想はフォークをアクセントにしたポップスとのこと。「このアルバムは49または50枚目のアルバムになるでしょう。」「私のデビュー45周年を祝うために」とも。

 個人的にはバラードをしっとりと歌って欲しいなんて思っています。また、「49か50枚目のアルバム」というのは、まだ他にリリースする予定のアルバムがあると捉えていいのでしょうか? ミュージカル「雨に唄えば」がケベックで上演された後、CD化の話があったことを記憶していますので、それも期待したいですね!  


René Simard et Denise Robert reçoivent l'Ordre du Canada
ルネ・シマールとドゥニーズ・ロベールがカナダ勲章を受けた

 今年のカナダ勲章が64名に授与され、ケベック州からの受賞はルネを含めた3名。歌手としてだけでなく、パフォーマー、アーテイステックデイレクター、ステージデイレクター等で活躍を続けるルネは、ケベック文化の発展に貢献してきたことを、カナダ政府により評価されての受賞です。
 聴覚障碍児のために尽力し、チャリティー活動等も行っているルネ。この受賞に対しては、謙虚に受け止めているようです。

 ルネのこれまでの功績が認められたカナダ勲章受賞を、日本からもお祝いいたしましょう!!


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 今から39年前の1975年7月1日(火)は、「去年の夏」のシングル・レコードの発売の日でした。

 同月21日(月)には同タイトルのLPが発売されました。

 同年3月21日(土)に「君のすべてがほしい」のシングル、4月1日(火)にLPが発売されてから、3カ月しか経っていない中での新曲の発売は、今でこそ当たり前でも、半年から1年は同じ曲が歌われていた当時のことを考えれば、かなり早い発売サイクルだったと思います。さらに2ヵ月ずつ開けて、9月21日(日)にシングル「みんなあなたに」、11月1日(土)にLP「ルネ・ヒット全曲集」が発売…。ルネが日本以外での活動を始め、予定していた来日が無くなり、それによってルネ人気に陰りが見え始めたこと、さらにルネの変声が重なったため、発売に踏み切ったのかもしれません。

 当時ルネ・ファン・クラブ「メープル・メイツの情報だけが頼りだった私は、これだけ続いてレコードが発売されるのは、ルネの人気のためだとばかり思っていました。しかし、ブログを始めてから、既にスプリング・コンサートでルネ人気に陰りが見え、会場に空席が目立っていたということを知って、ショックを受けたのでした。

 私はといえば、次々に発売されるレコードに嬉しい悲鳴を上げていました。それというのも、シングル500円、LPが2800円、ルネ・ファン・クラブ「メープル・メイツの会費が月300円だった当時、私のお小遣いは月1000円。お正月のお年玉を大切にとっておき、無駄遣いを控えたとしてもなかなか大変な出費でした。文房具類や毎月の楽しみの「月刊少女フレンド」もその中でやり繰りしなければならなかったため、タイトル曲「去年の夏」を含めた全曲が発表済みの、べスト盤的LP「去年の夏」は、泣く泣く諦めざるを得ませんでした。でもこのアルバムは、私が購入できなかったことを知っていたルネ・ファンのペンフレンドから、翌年の誕生日にプレゼントされて所有しています。

 ルネのために「月刊少女フレンド」を諦めればよかったのでしょうか? いいえ、この本のお陰で、少ないお小遣いの中では到底買うことができなかった芸能誌「月刊明星」や「月刊平凡」に掲載された記事や付録のポスターを、図らずもゲットできたことにつながっていたので、今考えてもこの少女漫画雑誌は外せません。

 それから面白いことに、ルネのレコードの発売日は必ず1日か21日。これはレコード会社の出荷の関係なのでしょうか?

 そして、ルネの決められた活動時間の中で、さらに来日がなくなった中で、レコード・ジャケット写真は、まとめ撮りした中から未使用のものを選んでいたようです。ルネの全曲集GOLDEN☆BEST limitedルネ・シマールも然り。
 シングル「去年の夏」は、夏の歌なのに長袖で、襟と袖と裾のゴム編みが白の赤いセーター? シャツの上にルネ・ブランドとして発売されていた、胸に車のワン・ポイントが入った赤いセーターを着たルネの写真も同じ頃のもの(※1)。
 LPの方は「月刊平凡」1974年10月号の表紙の撮影で撮った、赤のストライプTシャツのルネ(※2)と海の合成写真★
 私はジャケットのルネが、以前とちっとも変わらないことに不自然さを感じていましたが、それもそのはず、撮りだめした中から選んでいたのですから、ルネが成長するはずありません。使う写真が無くてそうしていたのか、それとも、意図的に「天使の声の美少年」のルネのイメージを強く出すためだったのか、はたまたカナダから送られてきたものを使ったのかは分かりません。しかし、日本では、「メープル・メイツ」の閉鎖が決まってから送られてきた会報で、会員だけが、成長しアメリカで活躍しているルネを知ったのかもしれません。

          ▲シングル「去年の夏」のジャケット

:去年の夏
:君にあげる子守歌


※歌詞は過去ログ「去年の夏」でご覧ください
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/113.html

          ▲LP「去年の夏」のジャケット


去年の夏
僕の国へおいで
美しい星 LAISSEZ-NOUS AU MOINS LE SOLEIL
この旗の下で
サヨナラ少年時代
君のすべてがほしい


ミドリ色の屋根
鳥 L'OISEU
雨上がりのデイト
内気なマリー
普通の子供 UN ENFANT COMME LES AUTRES
君にあげる子守唄

▲※1:ルネ・ブランドの赤いセーターのルネ バックのポスターは映画「普通の子供」のカナダの宣伝用に作られたもの 

▲※2:「月刊平凡」1974年10月号の表紙 赤いストライプTシャツのルネ


 今年のルネ来日40周年及びグランプリ受賞記念日である6月30日は、ルネの新譜とカナダ勲章という素晴らしい情報で、より一層価値あるものになりました。

 ルネ友のみなさま! ルネの新譜と今後の活躍に期待しながら、日本のルネ・ファンとして、これからもルネを応援していきましょう!!
コメント (2)
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