ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

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ルネの人気が大爆発②

2013年08月11日 | 1回目の来日
残暑お見舞い申し上げます!

 ルネ友の皆さまにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか?
 

 私は出張と研修続きだった怒涛の3週間を乗り切って、ホッとしたらお盆★…といったところです。これから普段手を抜いている(見て見ぬ振りをしている 爆★)お掃除をミシミシやらないと…。
 でも、昨日は家族3人でジブリの『風立ちぬ』を観に行って来ました。息子はポケモン映画を観にいった時、予告編を見て「難しそうだから観ない。」と言っていたのですが、近代日本の歴史を学ぶためにも是非見てほしいと、無理矢理付き合わせました。今回は主人が乗り気だったので、ネットで座席指定の前売り券を購入し、食事も予約を入れて出かけました。
 ニュースで「観客は中高年がほとんど」と報じていましたが、回りを見てもやっぱり年齢層が高い感じで、1回目の上映時間でもあったためか前の方の列は空席が目立ちました。帰宅した頃にテレビでやっていた特集番組では、作品の評価は賛否両論とのこと。もちろん私は賛同の方。映画のラストの方で泣いていました。
 宮崎駿監督が初めて実在の人物を主人公にして製作したこのアニメ映画は、「宮崎監督の遺言」とまで表現されており、「生きねば」というテーマは確かに重いです。大正から昭和にかけての歴史を知っていないと時代背景が分からないため、主人公の夢と現実世界が交錯する映画のストーリーを理解するのは難しいかもしれません。しかし、詩情溢れる、スタジオジブリの技術を結集した映像はとにかく美しく、夢を追い続けた主人公の生きざまは宮崎監督のそれと重なります。私はぜひお勧めしたい映画です。
 ちなみにお子ちゃまな息子は、メロドラマ的な主人公の恋愛の…特に何度もあったキスシーンが嫌だったらしいです(笑)。美味しい食事で気分を持ち直したようでしたが、恋愛に対しては早熟になっている昨今、オクテな息子に複雑な思いの母、シマ姉でした。

 最後に映画より…
 ル ヴァン ス レーヴ イル フォー タンテ ドゥ ヴィーヴル 
 Le vent se leve, il faut tenter de vivre.
 風立ちぬ いざ生きめやも
 (直訳:風が立つ 生きることを試みなければならない)
           ポール・ヴァレリー 堀辰雄訳

 …という訳で(?)、今日と明日は「盆が来る いざ大掃除」です★


       ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪


"13才の天使"は素敵ないたずらっ子
 東京音楽祭グランプリ
  ルネの人気が大爆発
▲左上写真:さすがの天才歌手ルネもシナトラおじさんの祝福に感激の涙を(『週刊明星』掲載)

「日本でももうじきガールフレンドができるさ」

 村井邦彦氏がルネの存在を知ったのは偶然である。
 村井さんがユニセフ基金のために書いた『美しい星』(山上路夫作詞)は、日本では森山良子、チェリッシュ、赤い鳥、天地真理らが歌っているが、フランスではポピーズによってレコード化された。その発表記念パーティが、去年の4月パリで開かれたとき、出席者の中にルネのスタッフの1人がいて、村井さんにこう言った。
「いい曲ですね。これを大ヒットさせる歌手がカナダにいますよ」
 そのときは村井さんは聞き流したが、まもなく送られてきたルネの『美しい星』のテープを聞いてすっかりしびれてしまったことは前述のとおり。ルネの『美しい星』は、3月にカナダで発売され、1週間で5万枚を売り切った。
 ルネを東京音楽祭にぜひ呼ばなくちゃと、村井さんが考えたのはこの頃からである。参加曲の『ミドリ色の屋根』は、6月21日、CBSソニーから発売された。
 それと同時に、少女週刊誌『セブンティーン』で、ルネのファンクラブ「メープル・メイツ」の会員を募集したところ、ルネの来日前だったにもかかわらず、1日に100~200もの電話応募が殺到した。
 東京音楽祭でグランプリをとってからは、それがヒトケタはね上がって1日千件。村井邦彦氏の事務所であるアルファ&アソシエイツでは、このため仕事が手につかなくなったので、ファンクラブ事務所を別のところに移し、4台の電話(03-454-6651~4)と5人の事務員で処理にあたらせている。
    ※
 ルネの生い立ちを描いた映画もケベックで大当たりをとったが、そのタイトルが『普通の子供』。
 東京音楽祭の前夜には、夜中にムクッとベッドの上に起き上り、「ぼくは、ぜったい賞をとるゾ」と叫んで、またパタンと寝てしまったルネ。グランプリの瞬間には、”天使の涙”を流し、カナダで待っているママにまっ先に電話で喜びを分かったルネも、今は残り少ない日本滞在(7月14日帰国。8月22日に再来日して、東京と大阪でコンサートを開く)を、”ふつうの子ども”として楽しんでいる。
 ホテルでは、グランプリのごほうびに買ってもらった15万円の電気機関車を走らせ、カナダの地図のジグソーパズルに取り組んでいる。
 顔に似合わずいたずらっ子で、スタッフと食事をしているときなど、隣りの人がよそ見している間に、パッパッと塩をふりかけて食えなくしてしまったり、雑誌の撮影のとき、同行のパパが一生懸命髪をなでつけていると、いきなりうしろから手をつっこんでかき回したりして、手がつけられない。
 いまいちばん楽しいことは?と聞いてみたら、
「まわりの人が、オナラをしたり、何かはずかしいことをするでしょう。それを大きな声でみんなにいいつけちゃうの」
 日本語で最初におぼえたのは、「こんにちわ」でも「さよなら」でもなく、「好きだよ」。会う人ごとに、あいさつ代りに「好きだよ」をふりまいている。
「仕事でいっしょになったんだけど、山口百恵ちゃんも麻生よう子ちゃんもとってもかわいくて、きれいで、本当にあえてよかった。日本の女の子ってみんなとてもステキだよ。カナダにもガールフレンドがいるけど、日本でもうじきできると思うよ」
 と、虎視タンタンとしている。
  (『週刊明星』より)

 第3回東京音楽祭世界大会でのグランプリとフランク・シナトラ賞受賞後、たくさんのメディアがルネを取り上げました。雑誌によって記事の取り上げ方が違うのが面白いです。

 村井氏ご本人によると、実際にはカナダから送られてきたルネの「美しい星」はしばらくの間放置されていたようです。また、カクテルパーティーに出席していたルネのスタッフは、キャロル・ミュージックという音楽出版社社長のクリスチャン・ルフォール氏でした。ルネは映画「普通の子供」と芸術劇場のリサイタル成功のご褒美でも機関車模型のセットをもらいましたが、当時の15万円といったら、当時の初任給の2倍位になるのではないでしょうか? フランク・シナトラ賞の時計も250万円と高額ですから、カナダ政府がルネの成人まで預かるのも無理はありませんね。

 さて次回は、ファン待望のルネの2回目の来日に合わせた記事を紹介いたしますので楽しみにしていてくださいねsymbol1



 そして話は変わりますが、去る8月8日はルネとマリージョゼの26年目の結婚記念日でした。
 1987年8月8日 ルネとマリー=ジョゼは、サン・ソーヴール教会で結婚式を挙げました。先日その特集を組んだ新聞記事を入手しました(上の画像)。それについては折を見て紹介いたします。
 また、2010年の8月は偶然にも、ルネの結婚式以外に、今月下旬に計画しているオフ会の記念すべき第1回や聴覚障碍(先月また講習を受けに行きました)についても取り上げていましたので、参考にお読みいただければ幸いです。

  ▲ハネムーン中のルネと妻マリー=ジョゼ

※2010年8月の記事参照
http://green.ap.teacup.com/applet/rene_simard/201008/archive

 暦の上では秋なのに、厳しい残暑が続いています。ルネ友の皆さん、お体ご自愛なさって酷暑を乗り切ってください!
コメント
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