ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

ルネ・ファンのルネ・ファンによるルネ・ファンのためのルネ・ブログ シマ姉のルネ・データ・バンク

ルネのミュージカル②

2008年11月15日 | ルネの活動記録

 1999年、ルネ38歳の春。ルネは念願のミュージカル『オペラ座の怪人』のファントム役として、トロントのオペラ座の舞台に立ちました。

 


♪phantom of the opera Rene SImard and Elizabeth DeGraziahttp://jp.youtube.com/watch?v=gf-irk8JjnA

 
 カナダ版「オペラ座の怪人」は、10年のロングランを記録し、現在でもトロントのオペラ座で上演されている全編英語によるミュージカル舞台劇です。ルネは1999年の4月から5月にかけてファントムを演じました。そして、ルネに続いて、ロックバンド『キッス』 のポール・スタンレーも同年5月から8月までここでファントムを演じています。ルネはその7代目ファントムなのでしょう。7番目に名前が載っています。(下の画像では、ルネの下がポール・スタンレー)


♪Phantom in Toronto
http://www.theatre-musical.com/phantom/other/toronto.html


▲当ブログのゲスト様が送ってくださった、トロントのオペラ座のプログラム画像

 日常会話は仏語である仏系カナダ人のルネは、10代の頃、カナダの英語圏や全世界に通用する歌手を目指し、大変苦労して英語をマスターしました。それは、現在ラスベガスで活躍しているセリーヌ・ディオンも同様でした。ですから、ファントム役に抜擢された時の喜びは如何ばかりか、インタビュー等でもその喜びを語っていたと聞いています。


▲ルネの『オペラ座の怪人』の記事 Chantalさんのサイトより


▲ファントムのメイク前のルネ 楽屋にて


▲ルネのファントム Chantalさんのサイトより


      ♪オペラ座の怪人♪

 『オペラ座の怪人』は、映画や舞台でご覧になった方も多いことでしょう。日本でも「劇団四季」が公演し、映画版は2004年アンドリュー・ウェーバーによるミュージカル映画が記憶に新しいと思います。今回の記事で紹介するために調べてみました。  


♪小説♪

 1910年にガストン・ルルーが発表したフランスの怪奇小説『オペラ座の怪人』(原題:Le Fantome de l'Opera )は、記者でもあったルルーの取材談のような疑似ノンフィクションテイストで書かれています。ルルーは執筆にあたり、実際にパリのオペラ座の構造や地下の広大な奈落、建築経過などを詳しく取材しており、かつオペラ座が建設された当時の実際の幽霊話や陰惨な事件などを用いて、虚構と現実が入り交じったミステリアスな怪奇ロマンとして執筆しました。

 小説の物語前半は、謎の『天使の声』に導かれ歌手として頭角を現す女優クリスティーヌ・ダーエと、彼女が謎の声に魅了されている様子を見て悩み苦しむ恋人ラウル・シャニュイ子爵の葛藤を中心とし、後半は『ファントム=怪人』ことエリックの暴走と悲劇的な素性、そして彼の秘密を知るペルシャ人・ダロガの手記という形で描かれています(この手記を手に入れたルルーが本作を執筆したという仮想現実構造になっています)。特に終盤はダロガが事実上の主役級になっているのが、後のミュージカル版等との大きな相違です。

♪wikipedia「オペラ座の怪人」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%9A%E3%83%A9%E5%BA%A7%E3%81%AE%E6%80%AA%E4%BA%BA

※現在国内では創元推理文庫、ハヤカワ・ミステリ文庫、角川文庫から日本語版が発売されています。


♪ミュージカル♪

 ミュージカル『オペラ座の怪人』アンドリュー・ロイド=ウェーバーにより、豪華な衣装や舞台装置に大金をつぎ込むメガミュージカルの先駆けとして、1986年10月9日にロンドンで初演され、1988年1月26日にはニューヨークでも上演が始まり大ヒットしました。ロンドンでは21年、ニューヨークでは20年の最長ロングラン公演記録を現在も更新しています。

※wikipedia「ミュージカル『オペラ座の怪人』」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%9A%E3%83%A9%E5%BA%A7%E3%81%AE%E6%80%AA%E4%BA%BA_(1986_%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%AB%E3%83%AB) 

 アンドリュー・ロイド=ウェバーのミュージカル「オペラ座の怪人」は幾つかの言語に翻訳され、6大陸の20以上の国で上演されています。これらの公演は、舞台装置・演出・大道具・衣装デザインなど、すべてがロンドンのオリジナル公演で使われたものと同等のものを利用しています。そのため、YouTube映像のルネの『オペラ座の怪人』も、『劇団四季』のホーム・ページにある画像も、同じ場面は舞台セットが全く同じです。

 ミュージカル版は、ルルーの原作の雑多なストーリーを刈り込み、登場人物を絞り込んで、怪奇ものでありながら怪人を中心としたラブ・ロマンスに焦点を当てています。ウェバーによる流麗な音楽、豪華な舞台衣装や美術、鮮やかな舞台転換などが多くのファンを引きつけています。


<あらすじ>

 19世紀末のパリ、オペラ座(オペラ・ガルニエ)が舞台。パリのオペラ座の地下に住み、劇場関係者から恐れられている怪人と、怪人に歌手としての素質を見いだされレッスンを受けるコーラスガールのクリスティン・ダーエと、その幼なじみで新たにオペラ座の後援者となったラウル子爵の3人を巡る三角関係のストーリーが描かれます。


<主な登場人物>


・ファントム (The Phantom)  (テノール/バリトン)
 オペラ座の怪人 (The Phantom of the Opera) その人。ガストン・ルルーの小説では、オペラ座の亡霊 (The Ghost of the Opera)、オペラの幽霊 (Opera Ghost)、あるいはエリックと呼ばれている。オペラ座の地下に住む天才作曲家&演奏家。出生時より異形の顔をもち、白い仮面の背後に隠れつつ、「オペラの幽霊」としてマネージャーや役者に知られている。


・クリスティン・ダーエ (Christine Daaé) (ソプラノ)
 オペラ座のコーラスガール。著名なバイオリニストの娘。才能はあったが、怪人がクリスティンを保護下におき、歌を教え込むまでは、見出されることは無かった。
・ラウル・シャニュイ子爵 (Vicomte Raoul de Chagny) (バリトン)
 オペラ座のパトロン。クリスティンの幼馴染で、オペラ座で歌っているクリスティンを見て彼女に気がついた。
・カルロッタ・ジュディチェルリ (Carlotta Giudicelli) (ソプラノ)
 オペラ座の筆頭プリマドンナ (leading diva)。クリスティンの公演が大成功してから、彼女に嫉妬している。
・マダム・ジリー (Madame Giry) (メゾ・ソプラノ)
 オペラ座のバレエ教師 (ballet mistress)。そして怪人のスポークスマン的な役割を担い、怪人のメモ等をオペラ座の支配人らに運ぶ。
・ウバルド・ピアンジ (Ubaldo Piangi) (テノール)
 オペラ座の筆頭テノール歌手。
・ジョゼフ・ブケー (Joseph Buquet) (バリトン)
 オペラ座の主席舞台係 (chief stagehand)。ファントムの存在について何か知っている。



      
    ▲ルネのファントム Chantalさんのサイトより


 ルネの『オペラ座の怪人』はいかがでしたか?舞台劇なので、YouTubeで紹介されているものは画像のスライドショーですが、実際の映像があったら是非見てみたいですね!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする